「珍区間列車」次々に爆誕です。

新横浜発武蔵小杉行き、千川発湘南台行き!?

 東急電鉄と相模鉄道は17日、相鉄・東急新横浜線の開業にあわせ3月18日に実施するダイヤ改正の詳細時刻を公表。ダイヤを見ると、珍しい区間を運転する列車があります。複雑な直通運転の中で、1日1本のみの「レア列車」も生まれています。


広範囲に直通する東急の車両(画像:写真AC)。

 まずは何といっても、先の発表で話題になった長距離直通列車「海老名発小川町行き」でしょう。この列車は西谷・新横浜・日吉・渋谷・和光市を経由し、4会社・6路線にまたがって走ります。走行距離が116.4kmにもおよぶ「長距離列車」が誕生することになります。気になるこの列車のダイヤですが、結局土休日のみ、早朝1本だけの運行になるようです。

 そのほか長距離列車だけでなく、「新横浜発・武蔵小杉行き」(平日のみ)という「超短距離」な列車も出現。しかも、この列車は急行列車として運転されます。通過する駅は元住吉しかありません。

 このほか「西谷発奥沢行き」、「千川発湘南台行き」(平日のみ)、「新横浜発駒込行き」(土休日のみ)、「奥沢発湘南台行き」(土休日のみ)、「奥沢発海老名行き」、「渋谷発森林公園行き」(土休日のみ)などの「レア区間列車」が新たに誕生します。

 また、今回のダイヤ発表で、相鉄線車両の乗り入れ区間も明らかになりました。今回発表された相鉄の列車時刻表で、列車の運行番号に「K」と記載されている列車には東急の車両、「G」と記載されている列車には相鉄の車両が充当されると考えられます。それに基づくと、相鉄の車両は副都心線の和光市駅、都営三田線の西高島平駅、埼玉高速鉄道線の浦和美園駅までの乗り入れとなりそうです。

 さらには、相鉄直通とは無関係なはずの西谷〜横浜間を走る列車にも、東急の車両が充当されているのをわずかに確認できます。「相鉄横浜駅で東急の車両」を見るというレアな体験もできそうです。