22年ぶりの新型 次世代国産ロケット「H3」1号機 2/17打ち上げならず 原因は究明中
初モノが計画通り進まないのは“お約束”のようなもの。
メインエンジンは点火したけど……
JAXA(国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構)は2023年2月17日(金)、鹿児島県の種子島宇宙センターで打ち上げ予定だった新型ロケット「H3」1号機について、その打ち上げを予定時間直前に取り止めました。
鹿児島県の種子島宇宙センターの発射台にセットされたH3ロケット(画像:JAXA)。
H3ロケットは、メインエンジンには着火したものの、固体ロケットブースター「SRB-3」には着火していません。
今回のH3は日本にとって22年ぶりの新型ロケット打ち上げであり、先進光学衛星「だいち3号」(ALOS-3)も搭載され、計画通り進めば、それを衛星軌道にのせる予定でした。
JAXAは詳細な原因について、現在確認を進めています。なお予備期間が3月10日(金)まで設定されています。