車内は座席回転でサロン席へも変更できるそう。

最大18台を搭載可


「CYCLE CARGO」は2017年式のいすゞ製(画像:西日本鉄道)。

 西日本鉄道は2023年4月1日(土)、自転車を分解せずに車内へそのまま持ち込める貸切バス「CYCLE CARGO」の運行を開始します。いわゆる「サイクルバス」は、九州では初だそう。

「CYCLE CARGO」はいすゞ製の2017年式を改造。車内前方を自転車積載部分とし、最大18台を持ち込めます。後方は乗客の座席部分で、21人が乗車できます。また、広いトランクルームを備えるほか、通常の配置から座席を回転させ、サロン席への変更も可能です。

「CYCLE CARGO」は、九州各県で実施されるサイクリングレースの選手輸送などをはじめ、団体での貸切利用や、旅行会社などと連携した九州各地への長距離サイクリングツアーでの利用を想定。なお車両の導入に際しては、福岡県の「福岡県サイクルツーリズムを通じた新たな旅行需要創出支援補助金」を活用するといいます。

 利用申し込みは3月8日(水)より、西鉄観光バスおよび西鉄旅行などで開始予定です。西日本鉄道は「当車両の導入を通して、機運が高まるサイクルツーリズムを通じた旅行需要の創出に貢献するとともに、九州・福岡のサイクルイベントやサイクリングツアーなどで活用していただき、地域活性化に寄与してまいります」としています。