イベント列車導入に追い風!? 「交通×地域」連携事業に「半額補助します」国がキャンペーン
ツアーやレトロバス導入、イベント列車運行、増便、駅の改造、ラッピング、路線再編、船着場改修、観光船など、広範囲にわたって国の半額が実施されます。
期間限定の補助事業
JR津山線の観光列車「SAKU美SAKU楽」(画像:写真AC)。
国土交通省は2023年2月13日(月)、地域観光の高付加価値化を目指し、期間限定の取り組みとして、交通事業者と観光事業者を対象に、事業費の半額を補助する計画公募を開始しました。
これは「交通・観光連携型事業(地域一体となった観光地・観光産業の再生・高付加価値化)」として、交通事業者が地域の観光資源やイベントとタイアップし、車両等を観光資源化し、関連施設の高品質化するなどして、地域の集客力とアクセス性の向上を両立しようとする取り組みに、補助金を交付するものです。
半額補助となるのは、交通事業者と地域活性化に資するイベントを行う際の、運行経費やPR費や企画乗車船券をはじめ、下記のような幅広い取り組みが対象となっています。交付決定には計画の審査が行われます。
●貸切バス・生活交通
旅行会社等と連携した新規ツアーのPR費用や運行経費等の半額を補助。
●生活交通
宿泊施設と連携した生活交通を運行するにあたり、ダイヤ改正経費や実証運行の費用、PR費用の半額を補助。
●イベント
地域交通を活用した観光イベントを開催するにあたり、イベント列車の改造経費や運行費用、PR費用の半額を補助。上限額は車両や駅の改造だと5000万円、いわゆる「レトロバス」の導入だと2500万円など、個別に決められています。
公募期間は3月31日まで。事業の説明会が2月22日にオンラインで開催されます。予算の執行状況により、夏ごろまでに2回目の公募が実施される予定です。