こんなこともできるのか、簡易ICならば。

山陰道のICでちょっと不思議な車線運用へ

 国土交通省 松江国道事務所は2023年2月13日、山陰道で一部IC付近の通行形態を変更すると発表しました。


山陰道の湯里IC付近。下り線の出口ランプが左上に分岐している(画像:Google)。

 場所は山陰道の湯里IC(島根県大田市)です。ICの改良工事を行うため、本線の上り線側(松江方面)を閉鎖し通行止めに。上り線の通過車両は、湯里ICの出口ランプに入り、交差点を経て同ICの入口ランプに入って、本線へと合流する迂回経路となります。

 同ICを含む山陰道の無料区間のICは、単純なスロープ型のランプで一般道と接続している簡易な構造が多くみられます。湯里ICの出口ランプと入口ランプが接続する交差点は、一時停止こそ必要ですが信号機はありません。このような構造だからこそ、ランプを本線の迂回経路として柔軟に使えるのかもしれません。

 実施期間は2月20日(月)から4月4日(火)まで。土休日は規制を行いません。