韋駄天の戦闘艦「マリネット」米海軍に引き渡し フロリダ拠点に麻薬密輸の警戒も
すでに1番艦「フリーダム」は退役してるんですけどね。
建造の地が艦名の由来
アメリカ海軍は2023年2月3日、中西部のウィスコンシン州マリネットにあるフィンカンティエリ・マリネット造船所から、最新鋭の戦闘艦「マリネット」が引き渡されたと発表しました。
アメリカ海軍の沿海域戦闘艦「マリネット」(画像:アメリカ海軍)。
「マリネット」はフリーダム級の13番艦で、沿海域戦闘艦(LCS)としては25隻目になります。艦名の由来は、前出の建造場所にちなんだもので、同名の艦としては2隻目になります。
船体サイズは、満載排水量約約3300トン、全長115.2m。ウォータージェット推進により、最大速度は約45ノット(約83.3km/h)を発揮することが可能です。武装は57mm単装速射砲と、近距離対空ミサイル発射機を各1基備え、MH-60艦載ヘリコプター1機もしくはMQ-8B「ファイアスカウト」無人偵察機2機の運用能力を有しています。
今後「マリネット」は、アメリカ海軍の手で就役前の各種試験が行われ、問題なければ2023年6月以降、フロリダ州のメイポート海軍基地を拠点に運用される予定です。