実証実験は東急でも夏から行われますが…。

インバウンド旅客にとっては馴染みがある


無人駅を含め全ての駅にタッチ決済用改札機が設置されるという(画像:江ノ島電鉄)。

 江ノ島電鉄全駅において2023年4月以降、クレジットカードやスマートフォンなどによるタッチ乗車が開始されます。実証実験ではなく本格実施となるのは、首都圏では初めてのことです。

 タッチ決済対応のカードはクレジット、デビット、プリペイド。決済ブランドはVisa、JCB、American Express、Diners Club、Discoverです。銀聯およびMastercardについては順次追加される予定です。

 タッチ決済導入に伴い、江ノ電では無人駅を含め全ての駅にタッチ決済用改札機が設置されます。非接触、チャージ不要で乗車可能となることで利便性が向上するほか、公共交通利用が促進され、周辺道路の渋滞緩和など地域課題の解決も図られます。

 公共交通機関でのタッチ決済は、主に世界の都市部ではメジャーな乗車方法となっています。特にインバウンド旅客にとっては馴染みがあり、きっぷ購入時の不慣れな券売機操作や、清算などによる駅窓口での待機も解消することが期待されます。