中央本線「川岸駅」建て替えへ “大八回り”に残ったレトロ木造駅舎 開業100年で
JR東日本管内だけどJR東海の列車が多い駅です。
川岸駅開業100年で建て替え
JR東日本長野支社は2023年2月8日、中央本線「川岸駅」(長野県岡谷市)の建て替えを行うと発表しました。
レトロな木造駅舎が現役の川岸駅(画像:JR東日本長野支社)。
同駅は1923(大正12)年の開業から、今年で100周年を迎えます。開業当初と思われる木造平屋の駅舎が現役で使われています。
新駅舎は長野県産の木材を使用し、現駅舎の面影が感じられるデザインとしつつ、待合室には現駅舎の柱などに使われている木材を再利用したアクセントウォールなどを設けるとのこと。地域の人が活用できる展示コーナーなども設けるそうです。
工事は5月から始まり、10月の完成が予定されています。
川岸駅は中央本線の“大八回り”と呼ばれる岡谷〜辰野〜塩尻間の途上にあります。1983年、岡谷〜塩尻間にみどり湖駅経由の短絡線ができ、中央本線の列車の多くはそちらへ移行し川岸駅をあまり経由しなくなりましたが、辰野以南の飯田線と中央本線の上諏訪方面を直通するJR東海の列車が多く停車しています。また、近くには中央道の川岸バス停があり、そのアクセス駅にもなっています。