めざせ四国横断道「八幡浜道路」3月開通へ ″高速の無い街″脱却へ一歩
あと2工区で大洲北只ICへ接続を果たします。
四国横断道が通っていない八幡浜市
先行開通工区である八幡浜市内の「名坂道路」(画像:愛媛県)。
愛媛県は2023年2月10日(金)、八幡浜市内で整備が進められてきた国道197号バイパス「大洲・八幡浜自動車道」のうち延長3.8kmの「八幡浜道路」(八幡浜IC〜八幡浜東IC)が開通を迎えると発表しました。開通日は3月25日(土)です。
八幡浜市は愛媛県の西端、海に面した人口3万人の街。鉄道はJR予讃線という幹線が走っていますが、高速道路は通っておらず、四国横断道の大洲北只ICから10kmを越える山越えルートを経由する必要がありました。
そこで八幡浜市と四国横断道をつなぐ「大洲・八幡浜自動車道」が計画路線に指定されたのが1994(平成6)年。それから2017年までに4事業工区がすべて事業化を果たしており、そのうち八幡浜市街西部へ延びる延長2.3kmの「名坂道路」が2013年に開通しています。
今回の工区の開通で、ひとまず四国横断道への直結に向けて「二歩目」を果たした形です。残るは峠部分を越える「夜昼道路」と「大洲西道路」の計7.5kmの開通が期待されます。