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 バイヤー・レヴァークーゼンはラージョ・バジェカーノから、フアン・ガルシアの獲得を模索しており、すでに選手とは合意に達してはいるものの、まだレアル・マドリードという壁が残されているところだ。

 23才の元スペインU21代表は、左サイドバックの強化をはかるレヴァークーゼンの第一希望選手であり、シャビ・アロンソ監督も獲得を希望。その熱意が伝わっての合意となって、さらに契約に含まれる1000万ユーロの例外条項行使も決断。

 だが2021年に200万ユーロでラージョに売却したレアル・マドリードは、500万ユーロで買い戻し可能とするオプションを有しており、さらに状況は複雑でレアルもまた、左SBの人員配置が理想的ではなく、仮にそこでレヴァークーゼン移籍をむざむざ許してしまったとあっては恥ずべき失態として認識されてしまう恐れもある。

 最終的な判断は一両日中にも下されるとレヴァークーゼン側は期待しているが、例えばそこで考えられるオプションとしてはレアルが、レヴァークーゼンに移籍させる際に1500万ユーロの買い戻しオプションを付随させるというパターンだろう。

 実際にこれは2012年にレヴァークーゼンがすでに経験したものであり、当時500万ユーロで加入したダニエル・カルバハルは、好調なシーズンを経てわずか650万ユーロの買い戻しオプションによってレアル・マドリードに復帰していた。