プルバック式「パンジャンドラム」を作ってみた! クッション性を備え壊れにくさを実現するも“珍兵器らしい走行”へ

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 今回紹介したいのは、石膏粉末Pさんが投稿した『【3Dプリンタ】プルバック式パンジャンドラムを作ってみた』という動画です。

投稿者メッセージ(動画説明文より)

第6回P1グランプリが楽しみ過ぎて自分でもパンジャンドラムを作ってしまいました。3Dプリンタで。 プルバック走行、即ちチョロQなどのように後ろに引いてから手を離すと走ります。

【3Dプリンタ】プルバック式パンジャンドラムを作ってみた

 物理演算系シミュレーションゲーム『Besiege』内で行われる、イギリスで開発された珍兵器パンジャンドラム縛りのゲーム「P1グランプリ」が楽しみだという投稿者の石膏粉末Pさん。楽しみ過ぎて自分でもパンジャンドラムを作ることにしました。

 動力はプルバックゼンマイです。

 3DモデルはFusion360で設計。

 設計で一番悩んだのはゼンマイモーターの処理です。出力軸を中心に据えようとすると、モーターが円筒ボディの外にはみ出てしまいます。大型化すれば収納は容易ですが、製造が困難になったり、自重が増して動けなくなるなど別の問題も生まれることに。

 そこで、「はみ出しちゃってもいいさ」と考えることで解決しました。

 はみ出し部は錘(おもり)で重心を調整します。

 また、車輪の取り付け方、すなわち動力の最終的な取り出し方も大きな懸案事項でした。

 これは車輪側に六角形の穴を設け、元の車輪をゴムタイヤごと押し込む形で解決。加工が楽な上に車輪が抜け落ちることも空転することもありません。

 方針が決まったら試作を重ね、最終的な仕様がほぼ固まりました。

 グレーの材料で出力するとよりパンジャンドラムらしくなりますね。

 若干ふにゃふにゃしていることが一種の緩衝器として働き、これまで落下などで壊れたこともないそうです。

 ちなみにロケット部は別パーツとなっています。

 さっそく走らせてみます。何度もパンジャンドラムを引いてゼンマイを巻き上げた後は、少し車輪を空転させて勢いを付けてから置くと良いスタートダッシュを切れるそうです。

 勢いよく走り出したパンジャンドラム。落ちても壊れる様子はありません。

 もう一度走らせると、なぜか大きくカーブしてこちらへ走ってきました。狙った方向に走らせるのが少し難しいとのこと。このあたりは原作再現ですね。

視聴者のコメント

・かわいい
・ぱんじゃんじゃん!
・めっちゃパンジャンじゃん
・砂浜で走らせた上でGet Wild流そう
・GJ
・原作再現
・おもちゃとして良い設計だ