有田側の末端部も開通します。

海南側に続き有田側も開通

 国土交通省 和歌山河川国道事務所は2022年12月26日(月)、国道42号「有田海南道路」で有田川をまたぐ0.2km区間が2023年2月19日(日)に開通すると発表しました。


建設中の有田サンブリッジ(画像:和歌山河川国道事務所)。

 有田海南道路は、国道42号の和歌山県有田市から海南市にかけて、海側を地形に沿って結んでいる現道に対し、山側をショートカットするように整備している9.4kmのバイパスです。今回開通するのは、その有田側の末端部で、既存の国道42号の橋よりも上流側に、バイパスの橋として「有田サンブリッジ」が開通します。

 2022年には海南側で有田海南道路に接続する現道拡幅事業「冷水(しみず)拡幅」が一部整備済みで、これに続くトンネル主体のバイパス部についても、2025年春の部分開通予定が示されています。

 より海側の現道は、南海トラフ地震発生時の津波による浸水が予測されており、緊急輸送路である国道42号が通行不可になる可能性があるとのこと。渋滞の解消や、通学路の安全確保などの観点からも、バイパスの整備が進められています。