国際線すごい!!

各社ともに前年より増加

 国内航空会社各社が、2022年の年末年始期間(2022年12月28日〜2023年1月5日)の予約状況を発表しました。新型コロナウイルス感染症拡大後、初めて行動制限のない年末年始となるこの期間は、国内線・国際線ともに堅調な予約数の伸びが見られます。


JALとANAの旅客機(乗りものニュース編集部撮影)。

 JAL(日本航空)グループ国内線の総予約数は前年比4%増となる87万8268人。方面別では、北海道方面は前年とほぼ同水準で、北海道方面以外の各方面は前年を上回る予約数とのことです。

 JAL国際線予約数はもっと大きな伸びを見せており、前年比約4.2倍となる14万1776人。「全方面で前年の予約数・予約率を上回り好調に推移していますが、特に、東アジア線、ハワイ・グアム線は前年の10倍以上のご予約をいただいています」としています。

 ANA(全日空)国内線の総予約数は前年比約17%増となる109万5885人。方面別では中・四国、九州、沖縄は好調に推移し、コロナ前となる2019年比で約85%まで回復しているといいます。また、下り便ピークの12月29日の予約数は14万人強で、これはコロナ禍最多の予約数とのことです。

 ANA国際線予約数もJALと同様の傾向となっており、前年比約4.9倍となる13万6253人。国内旅客は、ハワイ線を中心に予約が伸長しており、成田〜ホノルル線で運航中の総2階建て旅客機、エアバスA380「フライングホヌ」運航便でも満席近い予約を獲得している日もあるとのことです。

 LCC(格安航空会社)でも予約は増加傾向です。ジェットスター・ジャパン国内線の総予約数は前年比約1.3倍となる11万9925人、ピーチ国内線の総予約数はそれより緩やかなものの、それでも前年比2%増となる18万9053人を記録しています。