業務スーパーで販売されている『そば 5食入』をご存じでしょうか。

そば粉と小麦粉を主原料にした日本そばの冷凍品です。5食入りで1キロという大ボリュームで、風味も食感も及第点のクオリティ。かけそばにしてもざるそばにしても無難においしい一品ですよ。以前紹介してから時間が経ったので、あらためて使い勝手をチェックしてみました。

『そば 5食入』の価格は?

業務スーパーにて307円(税込、税抜285円)で販売中。冷凍そばが5食入って、内容量は1kg(1食あたり200g)。カロリーは1食あたり264kcal(脂質 2.0g、炭水化物 52.0g)。販売は神戸物産、製造はサンデリックフーズ。

以前紹介した際の商品は266円(税込)だったので、41円の値上がり(1食あたり約62円)。ぱっと見の変更点はパッケージの微調整程度です。以前は製造者が未記載でしたが、現在は冷凍麺類メーカーのサンデリックフーズが製造者として記載されています。

『そば 5食入』の調理方法は?

かけそばに使う場合は、鍋に沸騰させたお湯に凍ったままの本品を入れて、強火のまま約30秒茹でたあと、湯を切ってお好みのつゆや具材と一緒に器に盛ればOK。ざるそばの場合、同様に強火で1分ほど茹でたあと、1〜2分ほど流水で冷やして水を切ってから器に移すだけです。

『そば 5食入』の風味・食感は?

スーパーで見かける安い冷蔵のゆでそばに比べれば、食感はしっかりした印象。はっきりと四角くカットされた形状で角が立ちやすく、啜り心地の気持ちよさは十分感じられます。ほんのり太めで柔らかすぎず、旨みと香りも淡白ではない仕上がりです。

とはいえ、お店のような本格感には今一歩届かない感じ。調理時の火加減と茹で時間にもよるのですが、わずかながらコシの弱さが気になる硬さで、小麦粉の粉っぽさが残りやすい口当たり。若干の雑味があるせいか、後味の爽やかさに欠ける印象が否めないのも、以前と変わらないポイントですね。

冷やすと引き締まった食感になるので、かけそばよりもざるそばに使うほうがコシの弱さが気にならない印象。温めすぎると芯のない食感になりがちなので、なるべく強火でサッと短時間加熱するのを意識して、お好みの麺レシピに活用してみてください。

特徴をまとめると以下のようになります。

そば粉を使った日本そばが5食分入った冷凍食材格安品よりは硬めの食感と啜り心地の良さで、風味も平均的なクオリティコシの弱さと粉っぽさが残りがちだけど、時短調理の手軽さを考えれば許せるレベルコシの強さを重視するなら『麺國なまそば 4食入』(800g・199円・約50円/1食)がおすすめ