コンビニのクレジットカード決済端末に巧妙に仕込まれたスキミングマシンのムービーが話題に
クレジットカードの支払いに対応する店舗が増え、現金を持ち歩かなくても買い物ができる時代になっています。しかし、クレジットカード決済には、決済端末に特殊な機材を取り付けて情報を抜き取る「スキミング」のリスクが付きまといます。海外のコンビニエンスストアで巧妙に取り付けられたスキミングマシンのムービーが話題になっています。
これはマジで分からない。怖すぎる。
pic.twitter.com/shdOuMc1oM— 須賀川拓 TBS Television???????? 中東特派員 Hiroshi Sukagawa (@HiroshiSukagawa) October 30, 2022
このムービーは2022年3月にジョゼフ・ハリス氏が公開したもので、1日で4万件以上もシェアされたことで話題になり、アメリカのニュースメディアでも取り扱われました。
https://kmph.com/news/local/viral-video-shows-card-skimmer-device-at-fresno-convenience-store-7-11-credit-debit-
ムービーは、ハリス氏がサンフランシスコにあるセブン-イレブンを訪れたところで始まります。レジの横にあるクレジットカードの決済端末には、暗証番号を打つためのテンキーを隠すためのフードがかぶせられています。
しかし、このフードを剥がすと、本体だと思われたテンキーや外装もフードごと外れます。
その裏には何かの基板や回路が取り付けられていました。
フードを外した後の決済端末を見ると、本来のテンキーがついています。つまり、「フードが取り付けられた端末」のように見えていた部分が全部スキミングマシンだったというわけ。
ハリス氏がスキミングマシンを剥がしたことに気づいた店員がこちらをチラッと見て、そのままその場を去ります。アメリカのニュースメディア・KMPHによれば、セブン-イレブン側は店舗スタッフの関与を否定したとのこと。
このタイプのスキミングマシンは少なくとも2020年に登場しており、以下のムービーで紹介されています。
How To Spot A Credit Card Skimmer (FavTrip) - YouTube
ムービーではスキミングマシンの紹介だけではなく、複数人で店員に話しかけて気をそらしている隙にスキミングマシンを決済端末に取り付ける手口が公開されています。