この光景は凄すぎる…!

3日のANA241便が初便に

 ANA(全日空)が、テレビアニメ『鬼滅の刃』のキャラクターをあしらった特別塗装機「鬼滅の刃 じぇっと -参-」を、2022年10月3日から国内線定期便に就航させました。投入初便となる福岡行きANA241便が、羽田空港を出発。この際「鬼滅」ファンや航空ファンにむけ、とあるサプライズが待っていました。


鬼滅の刃 じぇっと -参-」定期便就航初便の様子(2022年10月3日、乗りものニュース編集部撮影)。

鬼滅の刃 じぇっと -参-」担当機は、ボーイング777-200ER国内線仕様機「JA745A」。ANAでは、2021年12月からテレビアニメ『鬼滅の刃』とのタイアップを開始し、2022年1月にコラボ特別デザイン機の1機目を就航させ、2022年3月に2機目を就航。過去の2機はともに国内線仕様機のボーイング767-300(全長54.9m)が担当していましたが、今回新たに就航する3号機はひとまわり大きなボーイング777-200ER(同63.7m)が用いられています。

 機体デザインは「ANAの機体のためだけに描き下ろした、ufotable描き下ろしイラストを使用した」とのこと。通常のANA機では、白地に2色の青のラインが入っていることが一般的ですが、今回の特別塗装機のベースカラーは「全面白」。そこには大きく炭治郎・煉獄・天元が描かれているのが特徴。旅客が乗降する左手最前方のドアには、同アニメの出演声優による直筆サインも描かれています。

 機内の座席ヘッドレストカバーは、炭治郎・禰豆子(ねずこ。正しい表記はネ+爾)が描かれたカラフルな3号機限定のデザインのものを採用。炭治郎・禰豆子・善逸・伊之助の着物や羽織をモチーフに「束ね熨斗」を描き、人と人との繋がりを表現したものといいます。また、3号機限定の炭治郎・煉獄・天元による特別な機内アナウンスも実施。CA(客室乗務員)のエプロンやドリンクサービスの紙コップも、特別デザインのものが用意されています。

初便出発時に実施されたサプライズとは

 このように、インパクトの大きな外観をはじめ、「鬼滅」の世界観が各所に盛り込まれているANAの「鬼滅の刃 じぇっと -参-」ですが、定期便就航を記念し、初便の福岡行き出発時、ANAがサプライズ企画を展開しています。

 ANA241便として65番スポットで出発を待つ「鬼滅の刃 じぇっと -参-」のとなりにならぶのは、『鬼滅の刃』初代タイアップ塗装機である「鬼滅の刃じぇっと -壱-」(JA616A。伊丹行きANA13便として)、そして「鬼滅の刃 じぇっと -弐-」(JA608A。松山行きANA583便として)。朝の羽田に、『鬼滅の刃』の特別塗装機3機が勢ぞろいしたのです。


鬼滅の刃 じぇっと -参-」定期便就航初便の様子(2022年10月3日、乗りものニュース編集部撮影)。

鬼滅の刃 じぇっと -参-」投入初便は、「鬼滅の刃じぇっと -壱-」、「鬼滅の刃 じぇっと -弐-」に次ぐように、同日午前7時30分に羽田空港を離陸。乗客は341人だったとのことです。乗客には、オリジナルのメモ帳が記念品として配布されています。

 今回の福岡線就航を皮切りに、ANAでは10月16日(日)までの間、「鬼滅の刃 じぇっと -参-」を以下のスケジュールで運航します。

・ANA241便:羽田7時25分発→福岡9時20分着
・ANA246便:福岡10時10分発→羽田11時50分着
・ANA25便:羽田13時00分発→伊丹14時05分着
・ANA30便:伊丹15時00分発→羽田16時15分着
・ANA73便:羽田17時00分発→新千歳18時35分着
・ANA78便:新千歳19時30分発→羽田21時05分着

 10月17日以降については、運航便を固定せず、全国の路線・便で運航するとのことです。