東関東道「検見川・真砂スマートIC」新規事業化 湾岸千葉ICを補う「片方向IC」
湾岸習志野まで行かなくて済む!
首都圏では珍しいスマートIC 千葉湾岸に
国土交通省は2022年9月30日(金)、東関東道に新設される「検見川・真砂スマートIC」(仮称)について、高速道路会社へ事業許可しました。
〇が検見川・真砂スマートICのおおよその予定地。花見川の奥に湾岸千葉ICがある(Googleの画像を加工)。
場所は国道357号沿い、東関東道の湾岸千葉IC〜宮野木JCT間で、湾岸千葉ICと花見川を挟んだ千葉市街側にできます。東京方面への入口と、東京方面からの出口のみの“ハーフIC”です。本線に直結する形で整備され、全車種24時間利用可能となる計画です。
これにより、同じくハーフICで成田方面への入口と、成田方面からの出口しかない湾岸千葉ICを補完する関係になります。千葉市役所から東関東道の東京方面へ向かう場合、これまでは約10km離れた湾岸習志野ICから乗る必要がありましたが、その距離がほぼ半減されます。
整備効果として、産業や観光の振興が挙げられています。千葉港は今後、完成自動車の取扱貨物の増加に対応する埋め立てが予定されているなど、港湾機能の強化が見込まれるほか、東関東道(東京方面)ICまで15分圏域内の事業所が倍増し、物流の円滑化による生産性の向上が期待されるということです。