「日本最古の高速PA」突然の閉店に別れ惜しむ声 東名「駒門PA上り線」 今後は?
御殿場の小さなオアシスでした。
東名 駒門PA上り線の閉店に驚きの声
静岡県御殿場市にある東名高速の駒門PA上り線の店舗が、2022年10月10日(月)19時30分をもって閉店します。NEXCO中日本より9月26日、「急なお知らせとなり、ご迷惑をおかけしますことを深くお詫び申し上げるとともに、永らくのご愛顧に感謝申し上げます」と発表されて以降、SNSなどでは突然の別れを惜しむ声が集まっています。
駒門PA上り線(画像:NEXCO中日本)。
駒門PAは新東名が交わる御殿場JCTのすぐ南側にあり、上り線の建屋は築51年と、日本の高速道路PAとしては最も古いもの。下り線は新東名の延伸にともない2017年にやや南側へ移転オープンしていましたが、上り線はそのまま営業しています。
自衛隊の駐屯地の最寄りであるため自衛隊グッズが置かれていたり、いまや他のSA・PAでも広く売られている「アメリカンドッ君」は、ここが発祥の地。PAの規模としては大きくありませんが、御殿場IC〜大井松田IC間の渋滞が始まる手前で立ち寄っていたという人も多いようです。
PAが閉鎖されるわけではなく、駐車場やトイレ、自動販売機、スマートIC、また富士山の伏流水を汲める「駒門の水」は利用できるといいます。
NEXCO中日本によると、閉店の理由は「老朽化など諸般の事情」とのこと。将来的にはキッチンカーなどで飲食サービスを提供することを考えているそうです。