「行きはケーブル+ロープウェイ、帰りはバス」という選択肢も?

芦ノ湖遊覧船のりばへ直結


仙石原のすすき野を走る箱根登山バス(画像:箱根登山バス)。

 箱根登山バスは2022年9月29日(木)、箱根登山鉄道の強羅駅と、芦ノ湖遊覧船のりばのある桃源台とをむすぶ路線バス「桃源台・強羅線」を運行開始すると発表しました。開始日は10月16日(日)です。

 強羅から桃源台までは、箱根登山ケーブルカーと箱根ロープウェイを乗り継ぐルートが一般的です。バスで移動する場合、仙郷楼前などでいったん乗り継ぐ必要があり、最大45分もかかっていました。今回の直通路線の運行開始で、両地点の移動時間が約20分短縮され、約25分となります。

「桃源台・強羅線」は平日4往復、土休日5往復運行。土休日は昼間の1時間間隔パターンダイヤです。強羅〜桃源台間の運賃は大人840円。「箱根フリーパス」も使用できます。

 バス利用により、ロープウェイで通過していたガラスの森美術館や星の王子さまミュージアム、仙石高原などに立ち寄りやすくなります。あわせて、土休日を中心に混雑していたロープウェイも、ある程度の混雑緩和が期待されます。また、ロープウェイが運休した際の代替路線としても、活用される見込みです。