大谷翔平【写真:ロイター】

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ロサンゼルス地元局の識者が持論「両者を打者として比較している」

 米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手はヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手とMVP争いを繰り広げている。エンゼルスの本拠地ロサンゼルスのラジオ局でホストを務める米識者は、現地で展開されているMVP論争について「誤解されている点」を指摘。米ファンからは「100%同意」「ジャッジは三冠王も見えているんだぞ」と賛否の声が上がっている。

 大谷か、ジャッジか。米国でのMVP論争について疑問を呈したのは、米ロサンゼルスのラジオ局「KLAA」の番組「エンゼルス・リキャップ・ポッドキャスト」でホストを務めるトレント・ラッシュ氏だった。自身のツイッターで「オオタニとジャッジ論争で誤解されている点は、両者を打者として比較していることだと思います」と指摘した。

 当然ながら野手一本のジャッジは大谷と同じ項目の数字で比較するのは、打撃成績しかない。そうした背景を踏まえ、ラッシュ氏は「ゲリット・コールが34本塁打、89打点だったらどう考えますか? ちなみに今季の投球成績はオオタニの方がコールより優れています」とヤンキースの昨季最多勝右腕を例も出し、過小評価されがちな投手成績も考慮することで正当な判断を訴えた。

 コメント欄では、大谷派の米ファンから「100%同意」「この考えはその通りだと思う。オオタニは両面で素晴らしい」「NYのバイアスは明らか」と肯定的な声が上がった一方で、否定的な意見も。「エンゼルスの勝率は?」「ジャッジは三冠王も見えているんだぞ」「ジャッジが記録更新して三冠王でもオオタニ?」とエンゼルスのチーム成績などの考慮すべきとの声があった。

 大谷は17日(日本時間18日)のマリナーズ戦で、7回無失点8奪三振の好投で自己最多を更新する13勝目をマーク。防御率2.43に196奪三振で史上初の投打ダブル規定到達が目前だ。打っても34本塁打を放ち、18日(同19日)の同カードで自己最多の139安打を記録。一方、ジャッジは同日のブルワーズ戦で2発を放ち、本塁打のリーグ記録61本まであと2本に迫る今季59号に。123打点(リーグ1位)、打率.316(リーグ3位)で三冠王の可能性もある。

(THE ANSWER編集部)