「W杯メンバーから漏れそう」な5名のワールドスター

写真拡大 (全6枚)

11月に控えているカタールW杯。異例となるシーズン中の開催であり、そこに向けて各選手が準備を進めている状況だ。

今回は『Sportskeeda』から、「今回のワールドカップでメンバーから漏れそうになっている5名のスーパースター」をご紹介する。

ダヨ・ウパメカノ

現所属:バイエルン

代表:フランス

2年前には世界最高クラスの若手センターバックであると評価されていたダヨ・ウパメカノ。ただバイエルン・ミュンヘンへと移籍した昨季、そのプレッシャーに耐えられなかったのか一貫性のないパフォーマンスに終止してしまい、フランス代表からも外れてしまった。

今季のスタートでは好調なプレーを見せているものの、この一年の躓きは大きかった。フランス代表ではすでにヴァラン、クンデ、サリバ、コナテが序列で上回ってしまっており、ウパメカノがワールドカップでプレーできるかどうかといえばかなり難しい状況に。

ダビド・デ・ヘア

現所属:マンチェスター・ユナイテッド

代表:スペイン

この数年におけるデ・ヘアの失脚は驚くべきものだった。それまでは世界でも最高のゴールキーパーと見做されていたが、現代サッカーのスタイルには適合できず、急速にその評価を落としてきた。

ウナイ・シモンやロベルト・サンチェス、ダビド・ラヤなどが台頭したことによってデ・ヘアはスペイン代表でもナンバーワンではなくなり、プレミアリーグでのパフォーマンスも昔ほど圧倒的ではない。そして後方からのビルドアップやスペースのカバーも得意とはしておらず、ポジションを失う可能性は高くなっている。

フィリペ・コウチーニョ

現所属:アストン・ヴィラ

代表:ブラジル

2022年1月にアストン・ヴィラへと加入したフィリペ・コウチーニョ。その後半年は見事なプレーを見せ、そのキャリアを復活させる準備ができているように見えた。しかし今季、なぜか彼はいきなり精彩を欠いている。

2022-23シーズンではまだゴールもアシストもない。ブラジル代表にはラフィーニャやルーカス・パケタ、アントニーら好調を保っているアタッカーも多く、コウチーニョを呼ばなければならない状況にはなっていない。

ロベルト・フィルミーノ

現所属:リヴァプール

代表:ブラジル

昨季から徐々にその存在感を失くしているロベルト・フィルミーノ。9-0で勝ったボーンマス戦では2ゴール3アシストを決めたものの、それ以外ではあまり注目に値するプレーはない。全盛期を過ぎたとも評価されている。

コウチーニョの項でも書いたものの、ブラジルには十分な数のアタッカーがいる。ネイマールやヴィニシウス、リシャルリソン、ロドリゴ、ガブリエウ・ジェズス、マテウス・クーニャら。フィルミーノが入る余地はもはやないように見える。

トレント・アレクサンダー=アーノルド

現所属:リヴァプール

代表:イングランド

アレクサンダー=アーノルドはこのところのリヴァプールで非常に精彩を欠いている。パスの精度と創造性で広く名を知られてきた選手だが、それがなかなか発揮できていない。そのために課題である守備の弱点が露呈しており、メンタル面でも疲れが見える。

【写真】リヴァプールの「期待大だったけど失敗した」13名の補強

イングランドは右サイドバックの人材に事欠かない。リース・ジェームズは好調を保っているし、キーラン・トリッピアやカイル・ウォーカーも健在で、守備だけならアーロン・ワン・ビサカもいる。アレクサンダー=アーノルドにとっては厳しい争いになりそうだ。