4試合無敗で首位…エンリケ監督がチームの完成度に自信示す「私たちより優れた相手はいない」

写真拡大

 スペイン代表を率いるルイス・エンリケ監督が、12日に行われたUEFAネーションズリーグ第4節チェコ代表戦を振り返った。同日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。

 スペイン代表はリーグA・グループ2でポルトガル代表、チェコ代表、スイス代表と同居。第3節終了時点で1勝2分のスペイン代表は第4節でチェコ代表と対戦した。序盤はビルドアップのミスからピンチを迎えるも、GKウナイ・シモンの好セーブで失点を免れると、24分にMFカルロス・ソレールが先制点を挙げる。さらに75分、FWフェラン・トーレスのライナー性のクロスにFWパブロ・サラビアが合わせて追加点。試合はこのまま2−0で終了し、“ラ・ロハ”は首位に浮上した。

 敵地で行われた第2節チェコ代表戦はパスミスから失点を許し、2−2の引き分けに終わったスペイン代表。本拠地で行われた第4節では、見事に2−0でチェコ代表を撃破したことについて、エンリケ監督は「大満足だよ。チェコは、あらゆる面で実力を発揮した。少し物足りなさを感じているけど、チームはかなりいい感じだ」と手応え。また好セーブを見せ、チームを救った“守護神”ウナイ・シモンについて「ハイボールをしっかり抑え、チームや私に安心感を与えてくれる。彼はチームを救ってくれた。それがGKの役目だ」と称賛した。

 今シーズンのFWマルコ・アセンシオは、レアル・マドリードで絶対的なレギュラーを勝ち取るには至らなかったが、ラ・リーガで10ゴールを挙げてチームの優勝に貢献。約1年半ぶりに同国代表に招集した同選手について、エンリケ監督は「彼がうまくいっているのを見ると、いつも声をかけてきた。今、クラブでの出場機会が減りつつあるけど、私たちはアセンシオが好きだし、彼もそれを知っている。彼については何の疑いもない」とアセンシオの評価を明かした。

 続けて、エンリケ監督は「ある面でより貢献する一方、ある面ではより貢献しない選手がいることが問題。そのような選手はここにはいないさ。アセンシオはとても優秀だ。もちろん、イニゴ(・マルティネス)や、ロドリもそう。(今日の)エリック(・ガルシア)は皇帝と呼ぶに相応しいし、今日は誰も(アルバロ・)モラタに関する質問を聞いてこない」と挟みつつ、「すべて気に入った。私たちより優れた相手はいない。とにかく、あまり急がないこと。焦らないことだ。最優先すべきは、ボールを持つことだからね」と自信を覗かせるとともに、自分たちのスタイルをもう一度明確にしている。