不正の証拠とみられる音声公開 日本ボクシングを再興する会緊急記者会見 - BLOGOS編集部
※この記事は2018年08月08日にBLOGOSで公開されたものです
助成金や不正判定などの疑惑が出ている日本ボクシング連盟に対し、告発状を作成した「日本ボクシングを再興する会」が8日午後、都内で緊急記者会見を開いた。
会見では、不正審判に対し山根会長が発言したとみられる音声が公開された。
俺はあれやで、審判のミーティングのときにな?最近は言わないけど、
奈良の選手を勝たせとか言わない。
接戦をした場合は誰にやるのっていうわけ?人間関係やろ?
俺ははっきりミーティングで言ってやってるよ。最近は言わないけど。人間関係。
だけどその、接戦しとんのに奈良の選手とな?他の県と接戦しとるのに左やってみい、「お前ら俺に逆らっとるんか?」てことになってくるのよ。
真実を俺言ってやってんねんやで?違うか?
俺が法人の会長になってやな、はっきり犠牲はもう一杯ある。
改革も一杯しとんねん。
接戦した場合、やっぱり奈良やな。
それ反対につけた場合は「お前なめてるんか?」てなってくるわけ。
(2016年2月5日16時55分)
この発言に対し、同会は「このような発言を聞いた審判員は、それに従うとか、忖度するなど、正常な判定ができなくなった。フェアプレーのスポーツ界にはあってはならない」とし、「この問題を早期に決着させなければ競技自体が信頼を失ってしまう」と話した。
記者会見の約2時間前には、山根会長が大阪市内で記者会見を開き「私は本日をもって、辞任をいたします」と辞任を表明。これに対し同会の鶴木代表は「辞任の中身がわからない、会長を辞任したのか、理事を退任したのか、会員なのか。どう反応したらいいのか戸惑っている。辞任の明確な位置づけがはっきりしていない」と批判。同会は総会での山根氏の理事解任と除名を求めている。