コロナ前の6倍。ルームウェア・パジャマに着替える人は12.3%、その理由は?

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一般社団法人日本リカバリー協会は5月16日、一般社団法人日本疲労学会と神戸リサーチコンプレックス協議会、ベネクスが共同で実施した健康調査における「休養・抗疲労(疲労解消)行動の実施率」を発表しました。調査は2021年11月〜12月、全国の男女10万人を対象に行われたものです。

まず、2021年の休養・抗疲労行動の実施率については、1位「寝る」(46.3%)、2位「入浴する」(43.9%)、3位「とにかくゆっくりする」(36.3%)、4位「テレビを見る」(32.1%)、5位「コーヒーを飲む」(31.9%)という結果となりました。

2019年と比較した休養・抗疲労行動の実施上昇率については、1位「ルームウェア、パジャマに着替える」。実施率は12.3%で上昇率は6.16倍でした。以下、2位「シャワーを浴びる」、3位「歯みがきをする」、4位「筋トレ」、5位「ボディーケアをする」となっています。

一方で、実施上昇率のワーストを見てみると、1位「イケメンを探す/かわいい女の子を探す」、2位「スポーツ観戦(現地)」、3位「アイマスクをして視覚を遮断する」、4位「アロマテラピー」、5位「お腹一杯食べる」という結果に。全体的には、外出や人との接触をする行動が占めている傾向が見られました。

元気な人の休養・抗疲労行動の実施上昇率上位は、1位「ガーデニング」、2位「脳トレをする」、3位「家庭菜園」、4位「ラジオ体操をする」、5位「ウォーキング、ジョギングをする」となりました。

男女別での休養・抗疲労行動の実施上昇率を見てみると、男性では1位「寝る」(39.1%)、2位「入浴する」(38.2%)、3位「YouTubeなどの無料動画を見る」(29.4%)となりました。女性では、1位「寝る」(53.4%)、2位「入浴する」(49.7%)、3位「とにかくゆっくりする」(46.5%)という結果に。

最後に、休養・抗疲労行動の実施上位6項目の「寝る」「入浴する」「とにかくゆっくりする」「テレビを見る」「コーヒーを飲む」「甘いものを食べる」を都道府県別で見てみました。

すると、それぞれ1位となったのは「寝る」「入浴する」が「長野県」、「とにかくゆっくりする」が「沖縄県」、「テレビを見る」が「山形県」、「コーヒーを飲む」が「秋田県」、「甘いものを食べる」が「愛媛県」という結果に。また、「和歌山県」は全ての項目においてTOP10入りとなっています。

■調査概要

「ココロの体力測定 2021」
期間:2021年 11月15日〜12月20日
SCR調査対象:全国の20〜79歳の10万人(男女各5万人)
本調査対象:1248人(男女各624人)
方法:インターネット調査
SCR調査項目:10問、本調査項目:30問
※疲労度合項目:厚生労働省「ストレスチェック」B項目を基に独自加工して、点数化
※集計データ:県・年齢を実際の人口でウエイト修正を行い活用

(フォルサ)