ベンゼマ、ジルーにも負けぬ メキシコの地で“164ゴール”も奪うジニャックは制御不能
奮闘するベテランフランス人ストライカーはレアル・マドリードのカリム・ベンゼマやミランのオリヴィエ・ジルーだけではない。
今年も変わることなくメキシコの地でゴールを量産しているのは、ティグレスに所属するFWアンドレ・ピエール・ジニャック(36)だ。今年の前半戦(アペルトゥーラ)こそ東京五輪参戦の影響で合流が遅れたが、後半戦(クラウスーラ)は16戦11ゴールと爆発。
ティグレスに加わってからは通算289試合で164ゴール40アシストと驚異的な得点関与率を叩き出しており、メキシコのリーガMXの歴史に名を残す名ストライカーとなっているのは間違いない。東京五輪こそ結果が出なかったが、ジニャックもフランスが生んだトップクラスのストライカーだ。話題になるのはベンゼマやジルーの方だが、彼らと代表の座も争ってきたジニャックもまた世代の近い名手の1人である。
ティグレスとは2024年まで契約を結んでおり、ジニャック本人もメキシコでの生活を満喫している様子。5大リーグだけがサッカー選手の目標というわけでもなく、ジニャックにはメキシコの地が合っていたのだろう。