ラルフ・ラングニック氏が、オーストリア代表監督へと就任することが明らかとなった。昨年12月始めにマンチェスター・ユナイテッドの暫定監督として、2年半ぶりに指揮官としての復帰を果たしているが、あくまでそれは今季いっぱいまでのことであり、先日にはその後任となるエリック・テン・ハフ監督の来季からの招聘も発表ずみ。その後はアドバイザー的な役割になる。

 なおオーストリアサッカー協会によれば月に6日は、マンチェスター・ユナイテッドに滞在可能とのことで、これによりマンチェスターUでの職務との二足の草鞋を履く形で、ラングニック氏は同じ2024年までの2年間の契約にサインした。なおユーロ予選を通過した時点で2026年のワールドカップまで自動的に更新されるという。


 非常に豊富な経験を有する63歳のドイツ人指揮官は、これまでウルム、シュトゥットガルト、ハノーファー、シャルケ、ホッフェンハイム、ライプツィヒなどで監督を歴任。SDとしても「レッドブルフットボール」の礎を築いてきたが、ただ代表チームにおける監督業は、今回のオーストリア代表が初めてのこと。

 またその初戦となるネイションズリーグ初戦、クロアチア代表とのアウェイ戦は6月3日とあまり時間がなく、さらにその3日後には初のホーム戦となるデンマーク代表戦が、オーストリアの首都ウィーンのエルンスト・ハッペル・スタジアムにて開催されるところだ。