家事仕事というほどでもない、ちょっとしたひと手間。そんな“名もなき家事”も、積もり積もると面倒なことに。今回は、暮らし上手な3人の達人に、ちょこっと家事の手間抜きワザを教えてもらいました。

暮らしの達人に聞く!「名もなき家事」の解決法

ESSE読者のアンケートに寄せられた家事の困りごとを、ラクにこなせる達人のアイデアを集めました。答えてくれたのは、知的家事プロデューサーの本間朝子さん、家事研究家の香村薫さん、SNSでの育児や家事のアイデアが共感を集めているボンベイさん。

ストック場所にはった“教えてねシール”<写真>

●毎回、ストック場所を聞かれる…

・ラベルにストック場所を書く

ティッシュやウエットティッシュ、洗剤など、消耗品の容器にはストックの置き場所をラベリング。「こうしておけば毎回聞かれることなく、最後に使った人が補充してくれます」(香村さん)

●いつの間にか消耗品のストックがない!

・ストック場所に“教えてねシール”をはっておく

ストックを入れる棚に、「この位置まで減ったら教えてね」というシールをペタリ。「このシステムで、ストックぎれに気がつかないことがなくなり、うまく回るようになりました」(本間さん)

●牛乳パックの解体、けっこう手間がかかる(汗)

・牛乳パックは手でちぎれる!

牛乳パックの口を開くと、1か所つなぎ目をはり合わせてある場所が。「ここをたどると洗いながら手で開くことができるので、乾かしてからわざわざハサミで切る手間なしに」(本間さん)

●ギリギリで買い出しを伝えられても困る!

・スマートスピーカーに言うだけでリスト化

ストックや調味料がきれたときなどに、気がついた人がスマートスピーカーに言うだけで、スマホの買い物リストに自動入力。「自分だけで把握する必要がなくなり、買い忘れ防止に」(本間さん)

●ティッシュの残量がわからない&箱を捨ててくれない

・透明ケースにする

透明のケースを使えば、残量が一目瞭然。「見た目もおしゃれだし、使い終わった人が交換してくれるようになりました」(香村さん)

・袋入りティッシュが解決!

あき箱を解体する手間は、袋入りに替えれば即解決。「そのままケースにも入れられ、終わったら袋を捨てるだけ」(本間さん)

 

●ストックの管理や購入が面倒!

・アマゾン定期便を利用して手間いらず

水やコーヒー、定番の調味料などは、アマゾンの定期便に。「1か月ごと、2か月ごとなど、商品それぞれにペースを変えています。不要なときは、その月だけストップさせることも」(ボンベイさん)

 

●トイレットペーパーの芯を捨ててくれない!

・芯なし5倍巻きを選べばストレスが激減

トイレットペーパーは、芯なしの5倍巻きタイプに。「長尺だから交換する回数も少なくてすむし、『家族が芯をトイレに放置してイラッ』なんてこともなくなりました」(ボンベイさん)

使おうとしたら紙がない! 気がついたらストック切れ…。そんな小さなイラッも達人のワザで即解決! 気になるアイデアがあったらどんどんとり入れて、暮らしをラクに回しましょう。