春になり子どもの学習法を考える機会も増えるのではないでしょうか? 4人子育てをしながら共働きをするブロガーのベリーさんのお子さんは現在、リビング学習中。勉強がコツコツ続く工夫を教えてもらいました。

学習机は要らない?子どもの勉強が習慣づく「リビング学習」のコツ

私は、60平米の賃貸マンションで、中学生から保育園児まで4人の子どもを子育て中です。上の子たちは来春から中2、小5になりますが、ふたりともずっと「リビング学習」です。学習机は持っておらず、リビングにある大きなダイニングテーブルで勉強しています。

●家庭学習を続けられるのは収納に工夫があるから

子どもたちは学習塾にも通っていません。教育費は、かけようと思えば青天井。どこまでかければ正解なのか分からない費用です。わが家の場合は4人の子どもがいますので、今後もできる限り学習塾には通わず、オンライン教材と私が選んだ学習教材を組み合わせた家庭学習で進めていきたいと考えています。

もうすぐ8年目に入ろうとしている家庭学習ですが、今のところ、上の子たちの成績は順調です。スムーズに家庭学習を続けていくために心がけていることのひとつは、「学習グッズの収納場所を整えておくこと」。と言っても、難しいことではありません。わが家で大切にしてきたのは、「勉強を始めようと思ったときに使いたいものがさっと手に取れ、終わったらさっと片づけられるようにしておくこと」。たったこれだけです。

 

●リビングに学習セットを置くと子どもも勉強しやすい

家庭学習で使うグッズはすべてリビングに集めています。中学校や小学校から持ち帰る教科書やノートなどは子ども部屋に収納していますが、家庭学習グッズはリビングです。具体的には、ダイニングテーブルのすぐそばに置いているシェルフにまとめて置いています。デスクライトやペン立てはシェルフの上、テキストやノート、参考書や時計は子ども別に割り振ったコーナーへまとめてセット。

こうしておけば、さあ今から学習タイム! というときに、振り向くだけ、または2、3歩歩くだけで必要なものを手に取れます。子ども部屋に置く場合に比べて、大幅に「手間」がカットできるのです。

●収納の面倒さをなくせば、子どもも習慣づいてくる

子どもの性格にもよりますが、リビング学習するメリットはいくつもあります。小学校低学年であれば、親の見守りの下で学習の習慣を身につけさせやすいこと。わが家のように大きくなってからは、勉強時には集中がなにより大切なことを意識させられること、子どもがなにを勉強しているか、どこをもっと伸ばせばよいか親が気づきやすいこと。上の子たちの様子や成績の状態から、わが家はリビング学習をこれからも続けていくつもりです。

 

なにかの行動を習慣にしたいと思うとき、とても大切なポイントがあります。それは、「面倒くさいなあ」という心の声を、たとえ小さなものであっても、ひとつでもなくすことです。「よいしょ」と思わなくても、さっと手を伸ばせば、または数歩歩けば、ストレスなく必要なものを手に取れる環境に整えること大事だと感じています。

リビング学習をスムーズに続けていくために、まずは「意志の力は最小限、環境整備を最大限」。4月からの進学、進級に向けて、小さなヒントになるとうれしいです。