ジャガイモを使ってつくる「ハッシュドポテト」は、子どもから大人まで人気の料理ですよね。そんなハッシュドポテトが沢山食べられたらいいな…と思ったことはありませんか? 今回は食に詳しいライターの高木沙織さんが、カルディで売っている、スイス風のハッシュドポテト「ロスティ」をレポートしてくれました!

ハッシュドポテト好きに朗報!カルディで買える「ロスティ」がすごい

細く・薄く切ったジャガイモを、平たい俵型にして焼いたり、揚げたりして食べるハッシュドポテト。スーパーの冷凍食品売り場やファストフード、コンビニのレジ横にあるホットスナックコーナーなどでも手軽に購入できておいしいですよね。「朝食の定番」という方や、「小腹が空いたときのおやつにしている」なんていう方もいるのでは?

かく言う筆者も、ハッシュドポテトが大好き! だけど、手のひらサイズのハッシュドポテトは3口くらいで食べ終わってしまうため、常々「もう1個食べたいなあ…」という気持ちにさせられてきました。

そんなときにカルディで見つけたのが、スイス版ハッシュドポテトの“ロスティ”。まん丸で、フライパンいっぱいに広がるハッシュドポテト…これは気になるっ!

●スイスの家庭料理「ロスティ」

ロスティとは、ジャガイモを細く、薄く切ったものを、フライパンでこんがりと焼きあげたスイスの家庭料理のこと。

表面はカリッと、パリッとしていて、中はホックホク。ジャガイモの香ばしさとうま味がたっぷりのまさにスイス版ハッシュドポテトです! ジャガイモのパンケーキ(ポテトパンケーキ)と呼ばれることもあるそうで、スイスのほかにドイツなどでも、朝食や料理のつけあわせ、おつまみ、おやつといった様々なシーンで親しまれているのだとか。

そんなロスティが、なんとカルディでも販売されているのです。

パッケージのフライパンいっぱいに広がるハッシュドポテトの写真が、なんとも魅力的です。

原材料を見てみると、食塩やベジタブルストック、濃縮レモン果汁などを使って味つけをしたじゃがいも加工品とのこと。とてもシンプル。素材感満載。

詳しくは、公式サイトやパッケージの裏面をご参照ください。

パッケージの上からもみほぐして、フライパンで焼くだけとつくり方もとっても簡単! ほかに、調味料や食材を追加することなくつくれるというところも、手間がかからず、味つけの失敗もなく安心です。

パッケージの写真のように、まん丸きれいなロスティに仕上がるのかでしょうか? それでは早速、ロスティづくりに挑戦してみたいと思います。

●焼くときは、焦らず、突っつきすぎないことがポイント

「スイスデリス ロスティ」は、レトルトパウチ食品で、袋の中には、すでにカット済み・味つけ済みのジャガイモが入った状態で販売されています。

基本的には焼く“だけ”でいいのですが、ロスティはその“焼く”のがどうにも難しいのだとか。「ジャガイモがまとまらない」「うまくひっくり返せない」など、苦戦している方も少なくないようです。実際のところはどうなのでしょうか?

まずは、開ける前にパッケージをよくもみほぐします。しかし、これが地味に力仕事。

ぎっしりとつまったジャガイモは、指で軽く押したくらいでは手ごたえが得られず、パッケージごと折り曲げるようにねじるようにして、グニャグニャとほぐしていきます。

なんとなく、もっちりとした感触がしてきたところで、開封。すると、細切り・薄切りの、ややしっとりとしたジャガイモがお目見えです。ほんのりと、甘い香りも漂います。

それを、熱したフライパンにザザッと全部、豪快に入れたら、フライ返しなどで丸く成型。

ここまでは、順調! きれいな丸型に整いました。ですが、粘度が高くないので、突っついたり、触れたりすると端からパラパラ・ポロポロとジャガイモが崩れてきます。表面は、あまりギューギューと押さえつけずに、フライ返しで軽くポンポンするくらいでよさそうです。あとは、このまま静かに見守りましょう。

●香ばしい香りが食欲をそそる

中火で7〜8分。静観していると、パチパチと音がし始め、香ばしい匂いが漂い始め、焼き目がついてきている模様。ここで裏返します!

緊張のピーク…、焦らずに。

大きなお皿や蓋をロスティにパカッとかぶせて(火傷には注意)、ひっくり返したら、フライパンに、静かにすべらせて戻します。油断してバサッと戻すと、見事に形が崩れるので気をつけましょう。とはいっても、この時点ならまだ成型し直すことが可能。フライ返しを使って、崩れた部分をふたたびきれいな丸型に整えます。

裏面を、中火で5〜7分焼いたら完成。

フライパンを慎重に傾けて、ロスティをすべらせながらお皿に移せば、形はほぼ崩れず。
まん丸・大きなロスティのでき上がり。

うーん、薄っすらと焦げ目がついた感じでしょうか? もう少し焼いてもよかったかもしれませんが、表面はいい感じにパリッとしています。カットすると、中はしっとり。蒸気とともに、香ばしさと甘さの混じったいい匂いが。

 

食べてみると、ホクホク・シンプルな優しいジャガイモの味。そのままでも、甘味がしっかりと感じられます。

●味変して食べるのもおいしい!

あとは、オーソドックスに塩をひと振りすれば、いつも食べているハッシュドポテトに近い味になりました。

それと、これは筆者の好きな食べ方ですが、サワークリームとチリソースをつけると、ガラッと味変! 酸味と甘辛さが加わって、悪魔的な止まらない味になっちゃうんです。

500円以下で、フライパンいっぱいのハッシュドポテト(ロスティ)が食べられるなんて…。ハッシュドポテト好きには、夢のような話です。ただし、1袋(500g)3〜4人前だそうなので、食べすぎにはご注意を!