元・小1担任が厳選。勉強に集中できる文房具選びのコツ5つ
お子さんの入学を控えて準備を進めている方も多いのではないでしょうか? 初めて本格的に勉強をする子どもにとって、意外と重要なのが文房具。選び方次第で、授業への集中具合が変わってくることも。そこで今回は、元小学校教諭で新1年生担任の経験をもつブロガーのよしママさんに、文房具を選ぶ際のポイントを教えてもらいました。
元・小1担任に聞いた!文房具の選び方のポイント5つ
小学校の入学準備で、意外と頭を悩まされるのが文房具類。文房具売り場にはたくさんの種類が並んでいるので、どれを選べばいいのか迷いがち。学校の指定があれば迷わないのですが、指定がなく自由な場合選ぶのが難しいですよね。
手先がまだ器用ではない小学1年生。初めて本格的な学習がスタートするので、慎重に選んであげるべきです。新1年生担任の経験を生かして、選ぶときのポイントを紹介します。授業に集中できるよう、少しでも子どもたちのストレスを減らしてあげたいですね。
●1.鉛筆
鉛筆の芯の濃さは、2Bなど学校指定のものにします。B、2Bなど濃い鉛筆の方が、芯がやわらかく書きやすいので小学生には向いています。
オススメは丸軸のものより、角のある3角軸や6角軸など。丸軸だとコロコロと机の上から落ちやすく、授業中に拾ってばかりのお子さんもよく見かけました。とくに1年生は鉛筆を正しく持つ練習から始めるので、3本の指で持ちやすい3角軸がオススメです。
●2.消しゴム
オモチャのような直方体ではない消しゴムは持ちにくく消えにくいです。低学年のお子さんは、手先が不器用なことが多いので、消えにくいと何回もこすり、ノートを破ってしまうこともあります。小さいサイズで持ちやすく、消しやすいものを選ぶのがポイントです。
●3.筆箱
高学年が使うような、仕切りのない缶ペン、布製のものは避け、鉛筆を1本1本入れる場所があるものがオススメ。整理して入れやすく、目的のものがすぐに見つけやすいです。探すのに時間がかかると、作業が少しずつ人より遅れ、焦ってしまいます。鉛筆削りがついたものもありますが、授業中に削って、筆箱の中や机の上が汚れるお子さんも。どうしても必要なときにのみ、使うように限定するのがベター。
●4.キャップ
キャップはコロコロと落ちて紛失しやすいので、購入してもほとんど使用する機会はありませんでした。もしつけるのであれば、転がらない形でシンプルなものを選びます。転がりやすいキャップしかない場合は、転がりにくい3角軸や6角軸の鉛筆につけると、転がりにくくなります。
おみくじつきなど授業中に遊んでしまう要素があるキャップは家庭用にして、学校で使うのは避けたいですね。
●5.定規
定規は透明のものが、下のノートのメモリに合わせやすいのでオススメです。すべて透明の必要はなく、メモリ部分だけでも透けているものを選びましょう。
デザインだけで選びがちな文房具類。実際に使ってみたら、すごく使いにくいことも。子どもだけに選ぶのを任せず、ぜひ一緒に手にとって、持ちやすさや握りやすさなど使い心地を確かめてみてください。文房具に遊び要素のあるものは、授業中に集中しにくいので避けるのがベストですよ。
とは言っても、文房具にこだわるお子さんもいますよね。かわいいデザインの文房具は家庭学習で使う、転がりやすい丸軸の鉛筆は1本だけにする、転がりにくいキャップをつけるなど、お子さんと約束しながら取り入れるとよいと思います。