冬になると悩まされる結露問題…。窓回りの掃除も大変だし、カビが発生して住まいにダメージを与えてしまうのも心配です。そこで今回は、「リフォームで、『エコカラット』という壁に変えたら、結露が格段に減った!」という日刊Sumaiライターが、選んだ理由や使ってみてのリアルな感想を語ります。


結露の悩みが大幅に軽減

10年ほど前に実家をリフォームした際に、リビングの壁を、LIXILの「エコカラット」に変えました。

エコカラットとは、粘土鉱物などの微細な穴をもつ原料を焼成した内装壁材。室内を快適な湿度に保とうとする調湿機能があり、気になるにおいや有害な物質も低減してくれます。

わが家がエコカラットを選んだいちばんの理由は「結露」です。リビングは、日当たりはよいのですが、湿気がこもりやすく、これまで冬場は結露にかなり悩まされてきました。結露がひどくなるとカビも発生しやすくなります。どうにかならないかと調べていたときに出会ったのが、調湿効果の高いエコカラットです。

それまでは、とくに冬場にヒーターをつけて部屋を暖めると、窓にびっしり結露がついていたのですが、エコカラットに変えてからは結露が格段に減りました。


ジメジメやイヤなにおいを感じにくい

エコカラットは部屋の湿度が高いときは湿気を吸収し、反対に乾燥しているときは湿気を放出するという機能があります。最近は、部屋で過ごすことも増えましたが、湿気やにおいがこもることもなく、乾燥する季節でも肌の調子もよく感じます。

 

掃除の頻度が減った

エコカラットの壁に変えてから、静電気によるホコリがつきにくく、掃除がしやすくなった気がします。わが家では、一般的なハンディモップを使って掃除します。リフォーム前の壁紙のときより、掃除頻度を抑えられています。

 

汚れがひどい場合は、消しゴムでこするときれいに落ちます。

インテリアの印象が洗練された

壁は部屋の要素としては、面積が大きいので目立ちます。一般的な白い壁も見た目はシンプルでよかったのですが、質感に特徴のあるエコカラットの壁に変えたことで、インテリアにほどよいアクセントが生まれました。

色や素材にエコな雰囲気もあるので、観葉植物が多い、ボタニカルなインテリアとも相性がよいのもうれしいところです。

 

部屋のアクセントとしてとり入れるのもおすすめ

エコカラットの機能を生かすためには、部屋の全面に使用した方がいいのかもしれません。でも筆者は、ウッドボードやカレンダーを飾れるようにしたかったので、一部だけもともとの壁を残しました。

こんなふうに自由にカスタマイズできるのもいいですね。

 

また、部屋の一部にアクセントとしてつけるなら、テレビを置くうしろの壁に使うのが最良だと感じています。テレビは部屋の正面に置くことも多く、目につきやすい場所でもあるので、こだわりの壁を存分に生かせると思います。

結露を減らしたいという理由でエコカラットへリフォームをしましたが、実際に住んでみると、いろいろな利点があることを実感。部屋が呼吸しているような快適な空間になったように思います。