昭和レトロなラタンのついたてを、ベッドの「LEDつきヘッドボード」にリメイク
リサイクルショップで非常に安い価格で手に入る中古の家具。理想のデザインやクオリティのものは見つからなくても、少し手間をかければ、自分好みに変身できます。今回は、昔ながらのラタンのついたてを、ヘッドボードにリメイクしてみます。さっと白くペイントして、IKEAの照明を飾っただけの簡単DIY。インテリアにぴったりの仕上がりに。その一部始終をレポートします。
地元のリサイクルショップでレトロなついたてを発見!
筆者のベッドは無印良品のフレームにマットレスを乗せただけで、ヘッドボードがありませんでした。ヘッドボードがないとモノがベッドと壁の隙間に落ちたり、ホコリが床にたまりやすかったりすることも。
寄りかかって本を読んだりするときも、ヘッドボードがあった方が、安定感があります。
既製品で気に入ったものをなかなか見つけることができなかった筆者は、地元のリサイクルショップでレトロなついたてを発見。新品なら数万円するものが、3400円とかなりリーズナブル。
少々くたびれてはいますが、木製フレームのしっかりしたつくりで、大きさもベッド幅にぴったり。これがヘッドボードの役割を果たしてくれるかもと思いました。
でも、このままだとレトロ過ぎな気も。ちょっとインテリアから浮いてしまいそうなので、白くペイントしてデコレーション照明をプラスしてみることに。
ジェルタイプの塗料で、あっという間にシャビーでシックな印象に
今回塗装に使ったのは、水性のジェルステイン塗料。ホームセンターなどで購入できます。
これは布ですりこむようにして仕上げるジェル状の塗料なのですが、このついたてはハケで塗った方が色が乗りやすかったので、ハケで塗っていきました。
木部は少しツルツルした表面でしたが、ヤスリがけが面倒だった筆者はそのまま塗装に着手。少しラフな仕上がりになるけれど、今回はむしろ、そのテイストをよしとしました。
あまりにも塗料を弾いてしまうようであれば、先にヤスリがけをしてから塗りましょう。
好みの白さになるまで2回ほど塗り重ね、1時間くらいかけて片面(3面)を塗り終えました。裏側も同じようにハケで塗装。ジェルステイン1本(300ml)を使いきりました。
一般的な塗料よりかための質感なので、周囲への飛び散りが少なくて塗りやすかったです。
仕上げはIKEAのLEDライトチェーンを飾って
これは設置前のベッドの壁です。
ヘッドボードを設置したら、雰囲気ががらりと変わりました。
設置は簡単。壁に立てかけてベッドではさみ込むだけ。壁やベッドフレームに取りつける作業は不要です。
これにIKEAのLEDライトチェーンを飾っていきます。
IKEAにはさまざまなデザインのLEDライトチェーンがあります。今回筆者が購入したのはスノィラという丸いすりガラスの球体の付いたタイプ。999円(税込み)です。
このLEDは単3形電池2本で点灯するので、コンセントにつなぐ必要がありません(電池は別売り)。
スイッチをサイドテーブルに置き、バランスを見ながら電球をベッドボードに引っかけていきます。ところどころボードの裏側に電球を持っていくと、ラタンからほんのり透けて見える灯りも楽しめます。
これで完成。中古のついたてが、ヘッドボードに生まれ変わりました。
既製品のサイドテーブルともテイストが合っています。
照明を点けると、寝室が一転おしゃれな雰囲気に。スノィラはLED電球が40個ついているので、ベッド回りの間接照明としては十分な明るさ。
中古家具をそのままリユースするのもよいですが、インテリアに合わせてリメイクすればより愛着のわくアイテムになります。特別なスキルも高額なツールがなくても大丈夫。
リサイクルショップでちょっとした掘り出し物を見つけたら、もしくは、自宅に古い家具がくすぶっていたら、試してみてはいかがでしょうか。