忘れがちな「トイレのタンク」掃除。黒カビ、匂いまでスッキリ!
年末の大掃除で、トイレをいつもより丁寧に掃除する人は多いと思いますが、忘れがちなのが、タンクの中。そこで今回は、トイレのタンクの掃除方法をお掃除ブロガーのよしママさんに教えてもらいました。
黒カビ、匂いまでスッキリ!トイレのタンク掃除
「大掃除のトイレ掃除」といえば、温水便座を外しての掃除や、換気扇の掃除が思いつきます。
ただ、忘れがちなのが、トイレのタンク内の掃除。じつはタンク内は湿気やホコリでカビやすく、黒ずみが出やすい場所。普段はフタせいで中が見えないため、汚れに気づかず、掃除も忘れがち。大掃除の際はタンクのフタを外して、中までしっかりきれいにしてみませんか?
●タンク内の汚れ
内部は水はね、水垢、ホコリなどで汚れています。黄ばみ、カビや黒ずみなどが内部に発生していることも。手洗いボウルのフタをあけると、裏側も汚れています。フタの裏は見落としがちなので、必ずチェックしてみてください。
●トイレのタンク掃除の方法
掃除をスタートする前に、必ずご自宅のトイレの取り扱い説明書を見て、使える洗剤、手順を確認してください。
(1) 前日の夜にタンク用の洗浄剤をタンクに入れます。今回使った洗剤は「木村石鹸 トイレタンクのお掃除粉 eco friend+α」(現在は販売終了している商品ですが、代替品で販売されている「木村石鹸 トイレキレイ トイレタンク洗浄剤EX」でも問題ありません)
水を流しながら一袋入れます。
流しながら入れることで中で洗浄剤が広がります。水を流さないように一晩おきます。このとき、つけ置き液を歯ブラシで伸ばしておくと、側面の汚れが落ちやすくなります。
(2) 次の日の朝、タンクを外して洗います。マイナスドライバーを使って止水栓を回して水が流れないようにしておきます。
手洗い場がある場合は、接続部分のナットをゆるめ外しておきます。フタは重たいので割れる可能性があります。ゆっくり外してください。
(3) 内部を古ハブラシなどでこすって汚れを落としていきます。水がつかない所に発生しているカビも落としていきます。フチの部分も汚れているのでチェックしてみてください。掃除後、水拭きで洗剤を拭き取ります。
(4) フタ裏は中性洗剤でお掃除していきます。下にタオルを敷くと滑りにくいですよ。古いハブラシを使って磨きます。頑固なカビが発生している場合は、タンク内の洗浄液を使うと落としやすくなります。
(5) フタをすすいでバスタオルなどでしっかり乾かします。穴の部分に水が入っている場合があるので、捨てておきます。
(6) 接続部分のナットを閉めて、止水栓を戻して完了です。
●タンク掃除で黒ずみが減って、カビ臭さもなくなる!
タンク自体は中の水と外の外気温との差で、水滴がタンクの外側につきがち。そのせいでカビが発生しやく壁との間にカビが発生しやすいです。外側も拭き掃除をするとさらにピカピカに。
タンク内の掃除をするとタンクの水が流れるので、便器に黒ずみがつきにくくなったり、トイレのカビ臭さが減ります。初めてフタを外すときは、衝撃的な汚れにびっくりしますが、年に一度のペースで定期的にお手入れしていけば、カビも発生しにくくなりますよ。