玄関のシュークローゼットと食品庫に大満足。家づくり9年後の振り返り
玄関は顔であるとともに毎日出入りする場所。だから、使いやすく快適な場所であってほしいものです。今回は家を建てて9年になる日刊住まいライターが、玄関スペースの広さや大容量の収納スペースなど、こだわってよかったと感じているポイントを紹介します。買い物から帰ったら、すぐ収納できる食品庫は目からウロコ。これから家を建てようと考えている方は、ぜひ参考に!
子どもの自転車を置いてもジャマにならない、広々とした玄関スペース
玄関は、一時的な置き場所になってしまいがち。たとえば、子どもの自転車や公園で遊んで帰ったオモチャ、スポーツ用品などに占有されてしまうことも。
わが家は玄関を広くしたことで、こうしたアイテムをサッと置く場所がつくれ、さらにはごちゃごちゃ感がなくなりました。
また、せっかく広くなったことで「玄関から気持ちよく外出したい」「お客さんを迎えたい」と思考も変化。ちょっとしたことではありますが、玄関の広さだけで、毎日の気分が上がります。
大型の家電や家具をラクラク入れられる親子ドアを採用
親子ドアとは、普段使用する片側ドアの横に子扉がついていて、ロックを解除すれば開けられるようになっているドアのこと。わが家の場合、左側の細長い部分が子扉。
玄関の入り口が狭いと意外に困るのが、大型の家電や家具などを買い替えたときの搬入作業です。
親子ドアなら、通常はロックをしておいて必要なときだけ入り口の幅を広げることができるので、荷物をすんなり運ぶことができます。
靴の出しっぱなしを防ぐ、大容量のシュークローゼット
玄関に靴が出たままにならないよう、大容量のシュークローゼットもつけました。スニーカーやパンプスなど家族の使う頻度が高い靴から、ブーツや長靴など高さがあってシューズボックスに収納しにくい靴も問題なく収納しています。
靴だけでなく玄関回りで使う道具や外出時に必要な道具など、まとめて収納できるので、玄関スペースを広く使えます。
シュークローゼットの扉を閉めると、こんなにスッキリ。
食品庫は玄関横に!購入してきたものをすぐ収納できる
買い物してきた重い食料品は、食品庫まで運ぶのがとても大変。しかし、食品庫を玄関入ってすぐの場所に設置したことで、購入したものをすぐに収納できるようになりました。
また、筆者宅は仕事の関係で、月に何度も荷物が届きます。そんなときも、玄関横だとすぐに収納が可能です。
急なお客さんの訪問の際も、助かっています。荷物の緊急避難ができるので、とても便利なスペースに。
五月人形にクリスマスツリーも!季節感を楽しめるスペースに
玄関入って真正面の場所は、夫が子どもの頃からある天神人形や子どもの五月人形、クリスマスツリーを置くスペースに。
その奥には、家族写真や絵などを飾れるカウンターとアクセントウォールをつくり、季節ごとに楽しめるようにしました。
床の間や和室に設置されやすいインテリアスペースを、あえて玄関に設置することで、訪問してきたお客さんにも披露することができ、喜んでもらえるようになりました。
無垢素材のフローリングで温かみのある空間に!
冷暖房のない玄関は、夏は暑く冬は寒いもの。長居する場所ではありません。筆者宅では、フローリングに気持ちのいい肌触りとナチュラルな色の無垢材を使用しました。おかげで、玄関に入ってすぐ温かみや癒やしを与えてくれます。
さらに、無垢材を使用したことで、夏は涼しく冬は暖かい場所に。玄関上がってすぐの廊下では、子どもたちが年じゅう裸足で寝転がって遊んでいます。
玄関は家の顔であり、家族が毎日使う場所。だからこそ、スッキリ収納できるスペースや明るく広々とした空間、素材にこだわり洗練された空間がとても大切。9年を振り返って、そう実感しています。