電車内の刃物事件想定し訓練 東武宇都宮駅
今年10月に東京の京王線の車内で男が無差別に刃物で乗客を襲った事件など電車内で乗客を狙った事件が全国で相次ぐ中、宇都宮市で16日、警察と鉄道会社が合同で不審者に対応するための訓練を行いました。
訓練が行われたのは東武宇都宮駅のホームで、宇都宮中央警察署と東武鉄道のおよそ20人が参加しました。
この合同訓練は南宇都宮駅で電車を降りた乗客から「タオルで巻いた不審な物を持った男が大声を出して暴れている」と駅員に申告したという想定で始まりました。
不審者情報の連絡を受けた東武宇都宮駅の駅員は警察へ通報した後、車内にいた男を刺激しないように乗客を安全な場所に誘導して避難させます。
その後、通報を受けた警察が到着し刃物を持って暴れている男をさすまたなどを使い取り押さえました。
来年は県内で国体と障害者スポーツ大会が開かれ、多くの人が電車を利用すると予想されることから警察と鉄道会社は訓練を通して連携を高めていきたいとしています。