茨城県内で生産されたお米を対象にしたコンテスト、実は栃木県の大学がある形でかかわっているんです。

今年度茨城県が初めて開いた「いばらき 米の極み頂上コンテスト」。

水戸市のホテルで15日、最終審査会が開かれました。

ステージにずらりと並ぶのはホテルの総料理長や炊飯器メーカーの社員など8人の審査員です。

応募総数108点のうち、2回の審査を勝ち抜いた6点を実際に試食して評価していきます。

審査の様子を見守るのは生産者の皆さんだけではありません。

会場には宇都宮大学の関係者3人の姿がありました。

実は今回最終審査に残った複数のコメが宇都宮大学で開発された品種「ゆうだい21」です。

「ゆうだい21」はもちもちとした食感や冷めても粘りが強いのが特徴で、これまでも数々の表彰を受け根強いファンがいるといいます。

8人の審査員は見た目や香り、味などを確かめ一つ一つ点数をつけていきます。

最優秀賞に当たるローズドール賞に選ばれた飯村昭司さんのコメをはじめ、上位3位全てをゆうだい21が独占する結果に。

うまみや、食べた後の余韻の良さが評価され「宇都宮大学ブランド」の実力の高さが茨城県でも認められる結果となりました。

今回1位に輝いた「ゆうだい21」は茨城県が首都圏での販売を行ったり、ウェブサイトなどで情報発信をしたり一層のPRを図るということです。