コロナ収束願い三仏堂すす払い 日光山輪王寺
今年もあと半月あまりとなりました。世界遺産の日光山輪王寺では14日、仏像に積もったちりを落とす恒例の「すす払い」が行われました。
午前8時の境内の温度計で気温マイナス3度。関係者がここ数日間では一番寒かったと話す日光山輪王寺で行われたすす払いでは、はじめにご本尊の魂を仏の世界に戻す儀式が行われました。
そして、三仏堂の3体の像のすすを払う「お身ぬぐい」と呼ばれる作業が行われました。
僧侶たちが長さおよそ 6メートルの竹ぼうきで千手観音、阿弥陀如来、馬頭観音の3体の仏像を清めていきます。
3体の仏像は高さおよそ7.5メートル。去年「平成の大修理」が完了し仏像は金色に輝いています。
この日は朝早くからたくさんの修学旅行生が訪れ、日光は少しずつ活気を取り戻していますが、僧侶たちは新しい年の無事と新型コロナウイルスの収束を願っていました。