セビージャSD、ダービーマッチ勝利に胸中を明かす「このクラブは私の仕事ではなく、人生」

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 セビージャのスポーツディレクター(SD)職を務めるモンチ氏が、7日に行われたラ・リーガ第13節ベティス戦を振り返った。8日付でスペイン紙『マルカ』が伝えている。

 セビージャは、7日に行われたラ・リーガ第13節でセビージャの街を二分する“セビージャ・ダービー”でベティスと対戦した。試合は55分にDFマルコス・アクーニャのゴールで先制に成功すると、81分にはDFゴンサロ・モンティエルのクロスが相手DFのオウンゴールを誘い追加点。試合はこのまま2−0で終了し、公式戦通算131試合目となった“セビージャ・ダービー”で勝利を飾った。

 セビージャの下部組織出身のモンチ氏はトップチームでのプレー経験を持ち、2000年に同クラブのSDに就任。敏腕SDとして数々の功績を残している同氏は「セビージャは私の仕事ではなく、人生」と告白。続けて「リール戦の敗戦後、この1週間は簡単ではなかったけど、チームは適切な集中力と適切なマネジメントで臨むことができた」とチームが敗戦を払拭したことに言及した。

 また、約2年ぶりに有観客での開催となった“セビージャ・ダービー”について、モンチ氏は「ただの勝利ではない。いろいろな思いが込められているから、とても特別な試合。今朝、私は選手たちと話をして、情熱を超えて、トップ4に入るためには勝ち点3がかかっていることを伝えた」とコメント。さらに「これからも優先順位の高い目標を設定したいと思う。残り5試合になったら、自分たちの位置を確認する」と今後のチーム作りへ意気込みを示した。