レクサスが最強「4輪車」を世界初公開!? 水素エンジン搭載の「オフロードバギー」がスゴかった!
レクサスが水素エンジン搭載の四輪バギーをお披露目!
2021年10月14日、レクサスはオンラインにて新型「LX」を世界初公開しました。
発表の様子は動画にて紹介されましたが、新型LXとは異なる新しいコンセプトモデルがお披露目されたのです。
【画像】なぜレクサスは「四輪バギー」をお披露目? めちゃカッコイイ! レクサス仕様を見る!(16枚)
発表動画の冒頭では、レクサスインタナーショナルのプレジデント&チーフブランディングオフィサーの佐藤恒治氏がブランドビジョンや4代目へとフルモデルチェンジしたLXのコンセプトを解説
そこで佐藤氏は「後半には、サプライズもひとつ用意しています」とコメントしています。
その後、新型LXの解説が続き、中盤からレクサスグローバルブランドマネジメント・ゼネラルマネージャーの富樫弘央氏が登場。
ここでも新型LXの詳細な説明がおこわれますが、途中で富樫氏は次のように話します。
「LXがお届けするオンロードやオフロードでの体験を超えて、さらなるアドベンチャーを求める、情熱的なお客さまがいらっしゃいます。
レクサスは、移動の自由と雄大な自然との触れ合いを通じた『気づき』を提供し続けたいと願っています。
一方で、カーボンニュートラル社会実現への取り組みも重要であり、レクサスはこの両立が可能と考えています。
そのようなレクサスの未来に向けた想いをカタチにした新たなモビリティのコンセプトモデルを紹介します」
この富樫氏のコンセプトの後、画面はジャングルのような場所が映し出され、1台のオフロードバギーが姿を表します。
外観は、薄型LEDヘッドライトにL字のレクサスロゴが際立つフロントフェイスとなるほか、リアには次世代レクサス車と同様に「LEXUS」ロゴが採用されています。
また、オフロード走行用のバギーらしいタイヤやサスペンションなどを採用した2人乗りモデルです。
そして富樫氏は次のように語ります。
「このコンセプトモデルは、水素を燃焼させて走る『レクリエーショナルオフハイウェイ車(ROV)』です。
アジャイルなスタイルに、水しか出さない水素エンジンを搭載。
レスポンスの良さと、五感を刺激するサウンドを楽しみながらオフロード車でも行けない場所に一歩踏み込み、自然と触れ合うことで、自然と共生しながら走りを楽しむライフスタイルを実現します」
ROVとは、ヤマハによると乗車定員が2名以上でステアリングホイールをが装備されるなど、操作性がクルマと似ているという特徴を持ちます。レジャーから仕事まで幅広く活用される乗り物です。
また、ROVの市場は、アウトドアなどのレジャーを楽しむ需要や、多様な用途で活躍する需要の両方により市場規模の拡大傾向が続いていようです。
こうした特定の需要が見込めるROVに水素エンジンを搭載することで、過酷な環境下での移動でもカーボンニュートラルの実現に取り組んでいることがわかります。
水素エンジンは、トヨタが「カローラ」に搭載して日本のレースに参戦し、日々技術革新をおこなっています。
そのフィードバックとして、今回のコンセプトモデルがお披露目されたことになりますが、今後乗用車も含めトヨタ(レクサス・TGR含む)の挑戦がどのような展開を見据えているのか期待が寄せられます。