11月にも投開票が見込まれる次の衆議院議員選挙について栃木県議会議員の西川鎭央氏が28日、県庁で会見を開き、栃木2区から出馬すると正式に表明しました。

これで2区は保守分裂を含む、三つ巴の選挙となる公算が高くなりました。

会見には西川氏をはじめ栃木2区内の市や町の保守系議員18人も出席しました。

西川氏は元農水大臣で父親の公也氏の秘書などを経て2019年4月に行われた県議会議員選挙で初当選し現在1期目です。

栃木2区を巡っては自民党県連が公募で前の県議会議員の五十嵐清氏の擁立を決めていますが、西川氏はかねてより出馬の意志を表していました。

出馬を決意した理由として西川氏は「地元の意見を数多く聞き地方の声を国に届け、地域間格差をなくすために働いていきたい」と述べました。

県議会議員の辞職願いはすでに提出していて、今後は自民党の公認を目指すということです。

栃木2区では立憲民主党の現職・福田昭夫氏も立候補を予定していて、現職と保守分裂の三つ巴の戦いとなる公算が高くなりました。