新型コロナウイルスのワクチン接種について、県内の若者の接種率が全国平均を下回る中、自治体は接種の加速化と受けやすい環境作りに尽力しています。

宇都宮市では18日から、受験や就職活動を控えた若い世代を対象にした集団接種が始まりました。

会場となったのは、宇都宮大学峰キャンパスの大学会館です。

12歳以上22歳以下の世代を対象に、9月18日から10月24日までの土曜日と日曜日、合わせて12日間行われます。

使われているのはファイザー社製のワクチンで、3600人分が用意されました。

初日の18日は、およそ600人がワクチン接種を受けましたが、予約開始が12日からと期間が短かったせいか予約枠が余ってしまい一般にも解放されました。

そのため、接種者の半分ほどは12歳以上22歳以下の対象以外の世代だったということです。

予約状況は、宇都宮市のホームぺージで確認することができますが、現在のところ宇都宮大学での若い世代向け接種の予約は25日以降、まだ空きがあります。

宇都宮市では、商業施設を活用するなどして若者世代の接種を進めていて、多くの人に予約してほしいと呼びかけています。