苦手な家事こそ“ほったらかし”。21時以降はなんにもしなくても回る家に
毎日くり返しの家事仕事。とくに暑〜い夏は、すべてがおっくうになりがち…。だったら、家事も“ほったらかし”にしてみては? とはいっても、けっしてサボるわけでも手抜きするわけでもありません。料理研究家のワタナベマキさんが実践している、ラク家事のアイデアを教えてもらいました。
苦手な家事や面倒なことは、最初からやらなくていいように、物選びやルールづくりをしているというマキさん。
「潔くほったらかせるアイテムを賢く選べば、心の重荷も軽減できます」
シワになりにくいシンプルなワンピースがお気に入り
洗いざらしや自然なシワが味になる、綿や麻素材を中心にセレクト。
「アイロンがけが家事でいちばん苦手なので、形状記憶繊維入りのワンピースも愛用中。シワになりにくく、乾くのも早いので旅行や出張にも便利」
形崩れもしにくい!
水やりは気が向いたら
「緑や花は欠かせないけれど、まめにお手入れするのは難しい…。ユーカリやオリーブなど、比較的乾燥に強いものを選んでいます」
植木鉢も大きなものを選び、貯水率アップ。
ブーケは、フレッシュなうちに直射日光を避けた風とおしのよいところにつるして、ドライフラワーに。「これなら長く楽しめます」
必ず買うと決まっているものは、一定のサイクルで必要量のみ届くよう定期便を利用。
「重い荷物の運搬や在庫チェックの手間、ストックのスペース確保問題から解放されました!」
“ほったらかすための仕組み”をつくり、定着させることも重要。小さなイラッを解消できますよ。
スマホの通知もすべてオフにし、読書やドラマ鑑賞に没頭したあとは、ゆっくりお風呂に浸かって就寝。
「仕事や主婦モードから“自分モード”にきり替えることで、心も体もぐっと軽くなれます」
昔から、洗濯物をたたむのが苦手。ならばと、すべてのアイテムをハンガーにかけて収納することに。
「ラクなうえ、見える化したことで必要な服がすぐ取り出せて迷子もなくなりました」
「残り物の始末は本人がやる」とお互いが納得できる方法を選択。
「時短やラクできる以上に、“いちいち”イライラしなくなれたことが私にとってはうれしかったですね」
とくに家で過ごす時間が長い今は、次から次へとやることが山積み…家事の終わりがなかなか見えません。まずは、やるべき家事と、やらなくてもすませられる家事の線引きをしてみましょう。少しでも負担を減らせれば、暮らしがぐんとラクになりますよ。
<撮影/小禄慎一郎 取材・文/ESSE編集部>
●教えてくれた人
料理研究家。四季折々の食材を使った料理や保存食、乾物料理を得意とし、雑誌、書籍、テレビと各方面で活躍中。近著は『ワタナベマキの10の定番弁当
』(扶桑社刊)
そもそも、ほったらかしにできるものを選ぶ
苦手な家事や面倒なことは、最初からやらなくていいように、物選びやルールづくりをしているというマキさん。
「潔くほったらかせるアイテムを賢く選べば、心の重荷も軽減できます」
●アイロンのいらない服を選んでいます
シワになりにくいシンプルなワンピースがお気に入り
洗いざらしや自然なシワが味になる、綿や麻素材を中心にセレクト。
「アイロンがけが家事でいちばん苦手なので、形状記憶繊維入りのワンピースも愛用中。シワになりにくく、乾くのも早いので旅行や出張にも便利」
形崩れもしにくい!
●グリーンは水やりがあまりいらないものを育てています
水やりは気が向いたら
「緑や花は欠かせないけれど、まめにお手入れするのは難しい…。ユーカリやオリーブなど、比較的乾燥に強いものを選んでいます」
植木鉢も大きなものを選び、貯水率アップ。
ブーケは、フレッシュなうちに直射日光を避けた風とおしのよいところにつるして、ドライフラワーに。「これなら長く楽しめます」
●水やお米は定期便にしました
必ず買うと決まっているものは、一定のサイクルで必要量のみ届くよう定期便を利用。
「重い荷物の運搬や在庫チェックの手間、ストックのスペース確保問題から解放されました!」
ほったらかすためのマイルールをつくる
“ほったらかすための仕組み”をつくり、定着させることも重要。小さなイラッを解消できますよ。
●21時以降はなーんにもしないって決めています
スマホの通知もすべてオフにし、読書やドラマ鑑賞に没頭したあとは、ゆっくりお風呂に浸かって就寝。
「仕事や主婦モードから“自分モード”にきり替えることで、心も体もぐっと軽くなれます」
●服をすべてハンガーかけに。たたむ手間がなくなりました
昔から、洗濯物をたたむのが苦手。ならばと、すべてのアイテムをハンガーにかけて収納することに。
「ラクなうえ、見える化したことで必要な服がすぐ取り出せて迷子もなくなりました」
●子どもがお弁当を残してきたら、自分で洗う決まりに
「残り物の始末は本人がやる」とお互いが納得できる方法を選択。
「時短やラクできる以上に、“いちいち”イライラしなくなれたことが私にとってはうれしかったですね」
とくに家で過ごす時間が長い今は、次から次へとやることが山積み…家事の終わりがなかなか見えません。まずは、やるべき家事と、やらなくてもすませられる家事の線引きをしてみましょう。少しでも負担を減らせれば、暮らしがぐんとラクになりますよ。
<撮影/小禄慎一郎 取材・文/ESSE編集部>
●教えてくれた人
【ワタナベマキさん】
料理研究家。四季折々の食材を使った料理や保存食、乾物料理を得意とし、雑誌、書籍、テレビと各方面で活躍中。近著は『ワタナベマキの10の定番弁当
』(扶桑社刊)