食費節約を成功させるには、「献立を決めてムダなものを買わない」こと。それを実践しているのが、インスタで人気の食費節約達人・くぅちゃんさんです。
「1週間分の献立を決める」なんて大変そうに聞こえますが、むしろ逆。毎日の献立決めから解放され、買い物にもムダがないので、手間なく出費を抑えられます。そんなテクを一挙公開!

考えずに献立決め。曜日ごとにルーティン化してラクする!



食材は日曜日にまとめ買いが基本というくぅちゃんさん。魚は鮮度のいいうちに、揚げ物は余力のある週の前半に、疲れが出る週の後半は麺類やどんぶりなど、効率も考えて曜日ごとにテーマを設定。それに合わせて、メニューを決めます。

月:魚料理(フレッシュなうちに食べる)
火:揚げ物
水:焼く・炒める
木:麺(疲れる木金は簡単に)
金:ひと皿ごはん
土:残り物
日:リクエストデー(買い物の日)家族の食べたいメニューに


●3STEPで!献立づくりの流れ



STEP1:「家にあるもの」を書き出す


一週間の献立が一目瞭然!

冷蔵庫にある野菜、つくりおき、冷凍してあるものなど、まずは食べられるものを全部出して目で確認し、自作の献立表に書き出します。

STEP2:「家にあるもの」を使えるメニューを、「得意料理リスト」から選んで記入


曜日テーマごとに書き出してある「得意料理リスト」を見て、1の在庫食材を使えるメニューを中心に献立決め。過去の献立表も参考に。

STEP3:「たりない食材」を買い物メモに書く


使い終わったら線で消す!

たりない食材はカテゴリーごとにふせんに記入。これが買い物メモに。買い物後は冷蔵庫にはり、在庫管理表として活用。

買い物メモの食材をまとめ買い。在庫活用も簡単だからムダ買いなしでトク!




特売日に合わせて週に何度もスーパーに通うのは時間とお金のムダ。1週間で食べきれる分だけ、買い物メモに書き出した食材を週に1〜2回の買い物でまとめ買いします。


買い物メモを持ってGO!

●ラクトク買い物の心得4か条



1:スーパーは3つに絞る

調味料以外は、肉が安いスーパー、お気に入りの冷凍食品がある業務スーパー、楽天ポイントが貯まる大型スーパーを使い分け。

・肉が安いスーパー(1、2週目にお得な肉の特大パックを購入)
・業務スーパー(ストック品の冷凍食品を購入)
・大型スーパー(楽天Payを使用)

2:買い物は1人で

余計な買い物が増える恐れがあるので、家族は連れて行きません! 自転車の前後のカゴで運べる量だけ、1人で買いに行きます。

3:お店の滞在時間を最小限に

店内を1周すれば買えるよう、買い物リストは売り場順に書き出すのがポイント。滞在時間を最小限にし、ムダ買いを防ぎます。

4:予定の食材が高いときは無理に買わない

買う予定だった食材が高い場合は、代用できる食材に変更するか、献立を変えるなど柔軟に対応。高いものは無理して買いません。

●肉は1、2週目に特大パックで購入




多めに肉を買う1、2週目は1万円以内、3、4週目は8000円以内の予算に。月の前半の予算を多めにし、肉が安いスーパーで特大パックを購入。100g100円以下が目標です。
から揚げなど多めに調理してから冷凍が基本。余ったときだけ100〜150gの小分け冷凍にして翌週の前半に使い、化石化を防止。

毎日の食事づくりでも、献立を決めるのがいちばん面倒…という声も多く聞かれますが、苦手な人ほど、パターン化してしまうのがおすすめ。悩む必要もなく、食材のムダも防げて節約にも! 達人のアイデアを参考に、ぜひ試してみてください。

<撮影/山川修一 取材・文/ESSE編集部>

●教えてくれた人
【くぅちゃんさん】



自称『時短節約家』。節約主婦としてテレビや雑誌に出演多数。インスタ(@megum.nakano
)はフォロワー10万人超。夫(39歳)、長男(12歳)、二男(9歳)の4人家族