W杯開幕を目前に控えた7日夜、優勝候補アズーリ(イタリア代表)が拠点となるドイツ・ドゥイスブルグに降り立つ。西側に位置する大都市ドゥッセルドルフから北に15km、人口約50万6000人の街ドゥイスブルグにあるホテル“ランドハウス・ミルザー”がアズーリを支える。

ホテル経営者はイタリア南部カラブリア州出身のアントニオ・ペッレ氏(50)。部屋はエアコンがあるのみの簡素なシングルルームだが、ホテル内にはジムが完備され、ビリヤード、ダーツなどが楽しめるようになっている。ペッレ氏によるとW杯に専念してもらう為、“ダ・ビンチ”と名付けられたレストランで働く女性従業員に休暇を与えたとの事。

五輪ロサンジェルス大会で重量挙げ金メダルに輝いたロルフ・ミルザー氏(55)と共同経営するホテル“ランドハウス・ミルザー”。4度目の優勝を狙うアズーリに金メダルをもたらすことが出来るだろうか。