悪ふざけにファーガソン監督の怒りを買ったルーニー(右)提供:EFE

写真拡大

 イングランド代表FWウェイン・ルーニーが所属するマンチェスター・ユナイテッドのアレックス・ファーガソン監督が怒り心頭だ。なぜなら、ワールドカップ出場を目ざして骨折した右足の治療を続けるルーニーが、復帰時期の最終判断を下す精密検査を48時間後に控えた5日、イングランド代表のトレーニング中に無謀なジャンピングボレーをしてしまったからだ。英国大衆紙『ザ・サン』が伝えた。

 ファーガソン監督は、イングランド代表のスベン・ゴラン・エリクソン監督の要望を受け、6月14日に予定されていたルーニーの精密検査を1週間早めた6月7日に行うことに同意はしているが、それでも代表が行なうトレーニングへの本格的な参加は遅らせたいのが本心だった。

 それにもかかわらず、今回の“ジャンピングボレー”騒動。ファーガソン監督は、マンUのメディカルチームが先週金曜日に「ボールを蹴るだけならOK」と指示を出した直後に、早速アクロバチックなプレーをしたルーニーの扱いに困惑しているようだ。

 ケガの完治を前に、所属クラブの指示に背いて無用な“ビッグプレー”を試みたルーニー。来季のリーグ優勝を至上命題とするファーガソン監督が、今やチームの中心選手となった20歳の“悪童”の悪ふざけに激怒するのも当然だ。