フランス代表FWダビデ・トレゼゲ(28)に対する事情聴取が3日、ローマ検察庁で行われた。GEAワールド(代理人マネージメント会社)による不正移籍交渉の件で事情聴取を求められたトレゼゲは「自分は今回の件と全く関係がなく。潔白を証明した」と詰め掛けた報道陣に語った。

00年ユーロ・フランス大会決勝でイタリア代表相手に決勝ゴールを挙げたトレゼゲは活躍が認められ名門ユーベに移籍。トレゼゲはここまでユーベで合計125ゴールを挙げており、歴代ユーベ外国人選手記録を保持している。コンスタントに結果を残すトレゼゲは今季も得点王トニの31得点に次ぐ23得点を挙げユーベ2連覇に大きく貢献した。

事情聴取を終えたトレゼゲは「自分は全ての質問にしっかりと受け答えをした。W杯開幕前に終えることが出来て良かった。フランス代表スタッフも事態を分かってくれているし、影響は無い」と安堵の表情で語った。08年までユーベとの契約を残しているトレゼゲだが、報道陣からの「セリエB降格の場合には?」との質問に「事態がどうなるか見守らなければならない。今後の事は熟考しなければ」と慎重に答えている。