ラウルは先発、それとも控え? ワールドカップ開幕を5日後に控える現在もスペイン国内ではこの話題で持ちきりだ。3日に行われたスペイン対エジプトの親善試合でラウルはトップ下のポジションで先発出場。後半17分にベンチに退くまで枠内シュート3本、1ゴールというフォワードとしては悪くない数字を残したが、「先発orベンチ?」の疑問に対する国民の声は真二つに分かれている。

スペイン紙のマルカがウェブ上で実施したアンケートによると、12,572票の有効回答の中でラウルを先発に推すのは49,86パーセントで、控えを希望する50,14パーセントとほぼ互角。これまでの実績ではナンバー1のラウルだが、先発の座は微妙な状況にある。

また、ルイス・アラゴネス監督もいまだこのテーマに関する答えを出せていないようだ。目下、ラウルと先発を争うルイス・ガルシア(リバプール)は好調をキープしており、5月27日のテストマッチのロシア戦ではラウルをベンチに押しのけ先発出場を果たしている。

いずれにせよ、スペイン代表のワールドカップ初戦は14日(対ウクライナ代表)で、アラゴネス監督はそれまでに結論を出すつもりだ。その意味でも7日に予定されるクロアチア代表との大会前最後のテストマッチに注目が集まるところだ。