ドイツがハンガリーに大苦戦も終盤に追いつき2位でGS通過!《ユーロ2020》

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ユーロ2020グループF最終節のドイツ代表vsハンガリー代表が23日にドイツのフースバル・アレーナ・ミュンヘンで行われ、2-2の引き分けに終わった。

引き分け以上でグループステージ突破の決まる2位ドイツ(勝ち点3)は、19日のポルトガル代表戦の先発からミュラーをサネに変更した以外は同じスタメンを採用。最前線にニャブリ、2シャドーにハヴァーツとサネを起用した[3-4-2-1]で試合に臨んだ。

一方、決勝トーナメント進出には複数得点での勝利が絶対条件のハンガリーは、19日のフランス代表戦と同じスタメンを採用。2トップにアダム・サライとロランド・サライを据えた[5-3-2]の布陣で試合に臨んだ。

立ち上がりから地力で勝るドイツがボールを保持するが、先にスコアを動かしたのはハンガリーだった。11分、バイタルエリア右でパスを受けたR・サライのクロスをゴール前に抜け出したアダム・サライがダイビングヘッド。このシュートがゴール右隅に吸い込まれた。

先制を許したドイツは、21分にキミッヒの右CKからフンメルスのヘディングシュートがクロスバーを直撃。さらにこのCKの三次攻撃からギンターに決定機が訪れたが、シュートはGKグラーチが正面でキャッチした。

その後は互いに決定機が作れないまま試合は推移。70%のポゼッション率を誇ったドイツだが、枠内シュートはわずか2本にとどまり、前半はハンガリーのリードで終了した。

迎えた後半も主導権を握るドイツは52分、ザネからのパスをボックス右手前で受けたハヴァーツが反転から左足を振り抜いたが、このシュートはGKグラーチの正面を突く。

対するハンガリーは、61分にドリブルで持ち上がったフィオーラがサネに引っ張られ、ボックス左横でFKを獲得。これをR・サライが直接狙ったが、ボールはわずかに左に逸れ、ポストを直撃した。

攻勢を続けるドイツは、66分にセットプレーから同点に追いつく。右サイドで獲得したFKからキミッヒがクロスを供給すると、ファーサイドのフンメルスが頭で折り返したボールをゴール前のハヴァーツが頭で押し込んだ。

追いついたドイツは、直後にハヴァーツとニャブリを下げてヴェルナーとミュラーを投入。しかし、再びスコアを動かしたのはハンガリーだった。68分、キックオフのボールを最終ラインまで戻すと、そこからロングフィード。フンメルスがはじき返したボールに反応したシャーファーがアダム・サライとのパス交換でボックス中央から侵入。ワンバウンドしたボールをヘディングで合わせると、このシュートがゴールネットを揺らした。

1点を追うドイツは81分、ドリブルで仕掛けたミュラーがゴセンズとのワンツーでボックス左深くまで侵入。右アウトサイドでダイレクトシュートを放ったが、これはわずかに枠の右に外れた。

さらにドイツは、82分にゴセンズとギンターを下げてミュージアラとフォラントを投入。すると84分、ボックス左深くから侵入したミュージアラのマイナスの折り返しをゴレツカが落とし、ヴェルナーがシュート。これは相手DFのブロックに阻まれたが、こぼれ球に素早く反応したゴレツカがダイレクトシュートをゴール右隅に突き刺した。

結局、試合は2-2でタイムアップ。交代選手の活躍で追いついたドイツが、苦しみながらも2位で決勝トーナメント進出を決めた。

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