小山市の浅野 正富市長は9日の定例会見で、65歳以上の新型コロナウイルスワクチンの集団接種の予約率が想定する定員の76.4%に達したことを明らかにしました。

県内で2番目に人口の多い小山市は65歳以上の高齢者がおよそ4万4000人います。

県内でいち早く一般高齢者向けの接種を始めましたが予約がすぐにいっぱいになるトラブルがありました。今月2日から改めて年齢別に集団接種の予約の受付を始めていて、9日には高齢者の予約の最後の区分とある64歳と65歳の受付がスタートしました。この集団接種の予約は10日時点で1万5357人、想定する定員の76.4%に達し高齢者施設での接種や個別接種を合わせるとおよそ3万4000人が予約を済ませました。

浅野 正富市長「7月末までには希望者全員が接種を終える見通しがたった」

今後小山市は、基礎疾患のある人向けの優先接種の申し込みを今月18日から行います。また16歳から64歳の接種については今月30日から年齢の高い順から年代を区切って接種券を発送する予定です。市ではワクチン接種対策チームのスタッフを増やして体制の強化を図っています。

このほか9日の会見では東京オリンピックの事前キャンプのホストタウンについても質問が及びハンガリーの新体操、ナイジェリアの重量挙げは相手国からの連絡はないものの現在、基本的に受け入れる方針に変わりはないということです。