新型コロナウイルスの流行を受けて多くの企業で導入が進んだテレワークですが、この新しい働き方を障がいのある人の就職支援に役立てようというセミナーが9日、栃木県内で初めて開かれました。

セミナーは宇都宮市で障がい者の就労支援を行うNPO法人が、企業のテレワーク導入を支援する都内の会社と合同で企画したものです。

障がいのある人の中には大勢の人と同じ空間で働くことが難しい人や身体的な制限がある人など、さまざまな理由でオフィスでの勤務が難しい人がいます。

そのような中、テレワークは自宅や病院などで仕事ができるため、障がいのある人の就職の後押しになると期待されています。

9日はこのNPOで職業訓練を行っている障がい者をはじめおよそ50人がオンラインで参加し、テレワークに必要なスキルや全国での導入事例について講師から説明を受けました。

セミナーの終わりには障がい者の採用を予定する県内外の企業などが業務内容を説明しました。

企画したNPOは今後も定期的にセミナーを開いて障がい者の就職を支援していく考えです。